安房直子さんの『鶴の家』より。
色鉛筆、鉛筆、パステル。

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そこには、まっ白の着物を着て、頭にさざんかの赤い花をかざった女が、ゆらりとたっていました。

「おめでとさんです。これは、心ばかりの祝いで。」

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猟師の長吉さんがお嫁さんをもらった晩にやってきた女。
祝いの品に渡されたのは、晴れた日の空よりも青い色の一枚のお皿。

長い時を経て、少しずつお皿に現れる丹頂鶴の模様。


「この家は、鶴の家だ。きっとさかえるよ。」