乳がんの診断をされた時、なんとしても標準治療は避けたいと思ってました。

 

よりナチュラルなもので健康を手に入れたいと思ていたから

 

標準治療を受け入れることは自分の生き方・考え方に矛盾していたから。

 

まず、手術の日程をできるだけ遅い日に選び、外科手術を逃れるためにいろいろとやりました。

 

食事を変え、運動をし、体温を上げ、遺伝子治療も行い、心とも向き合い、エネルギーヒーリングもし・・・。

 

 

とにかくいろいろと試しながらも目に見えて何かが変化することもなく焦っていました。

 

時間だけが過ぎ、手術まであと1か月という時に癌細胞凍結療法の文字を見つけました。

 

主治医も、遺伝子治療をしていたクリニックの先生もわたしは適用外だとおっしゃいました。

 

それでもあきらめきれずに東京の亀田京橋クリニックに予約を取りました。

 

 

連休明けということもあって4時間以上の待ち時間。

 

ネットの数々の記事の中で拝見した福間先生が診察してくださいました。

 

わたしのカルテとCT画像を見ながら、申し訳なさそうに適用外だとおっしゃいました。

 

それでも、遠方から新幹線に乗ってきたわたしの心と対話をするように

 

画像を見ながらとても丁寧に説明してくださいました。

 

先生の優しさに涙が出そうになり「この先生がおっしゃるなら」と手術を決めました。

 

※治療の条件はサイトなどをご参考の上、最終は診断する形です。

 

 

ところが、術後の細胞を調べたところリンパ転移が見られるということで抗がん剤治療をすることに。

 

抗がん剤治療・・・

 

人生で最もやりたくないと思っていたことの一つ。

 

抗がん剤は悪だと思っていました。

 

すぐにまた代わりになる治療を調べようと思ったのですが、ここまでやってきたことが何一つ実を結ばず

 

この病から学ぶことをたくさん学び、人生の糧とできていたはずなのにまた最悪の状況になったことに

 

なにかをしようという力がわかず、「これは抗う流れではないのかもしれない」と感じました。

 

何となく、抗がん剤治療をした乳がん患者さんがどんな生活をしているのかを調べてみました。

 

意外にもお仕事をつづけながら治療をされたり、中にはスポーツで試合に出られている方も。

 

「思ったより体への負担は少ないのかも?」と思い始めました。

 

そんなときに出会ったこの本が、わたしを最終決断に導いてくれました。

 

僕は、死なない。 全身末期がんから生還してわかった人生に奇跡を起こすサレンダーの法則

 

私が見たときはブログで途中まで読めましたが、今はどうなんでしょう?

 

もちろんすぐにAmazonでポチって一気に読みました。

 

いやぁぁ、面白いしわたしの状況とめちゃくちゃリンクしていました!!

 

全身末期がんながら食事やあらゆる民間療法を模索し続け、

 

病状が悪くなっているにも関わらず「大丈夫」と言い続け

 

目も見えなくなり、血を吐き、「いつ死んでもおかしくない」と言われた状況から

 

全てを宇宙に任せたサレンダーの法則。

 

標準治療を受け入れる中でミラクルが起こり、今の刀根さんの活動の原点となっています。

 

 

読み物としてもただただ本当に面白いので、ご病気や困難な状況にいらっしゃる方でなくてもオススメの本です!

 

さらに刀根さんの世界観が物語として書かれているこちらも面白いです^^

(病気は関係ないけど!)

 

さとりをひらいた犬 ほんとうの自分に出会う物語

 
そしてあと2冊、運命の出会いがありました。
 
こちらはアメリカの女性医学博士ケリー・ターナーさんが、世の中には標準治療の想定を大きく外れて
 
劇的な寛解をする患者さんが少なからずいるのにその研究がされていないことを疑問に思い
 
そうした患者さんたちがどのような生活を送っていたのかをまとめられた本。
 
医者という立場にありながら、医学では説明のつかない症例を取り上げられています。
 
そしてこちら。
 虎の門病院臨床腫瘍科 高野部長が書かれた本で、実際に癌治療にあたられるなかでの考え。
 
「抗がん剤治療は効果がある場合もあれば無い場合もある。
 
癌という病気は患者さんの今のすべてではなく一部にすぎない。
 
もっというと、病気である時間も患者さんの人生の中のひと時である。
 
抗がん剤そのものの是非の論争は不毛で、患者さんに合った治療を選択すればよい」
 
といったお考えをベースに、標準治療以外一つの選択肢として実例を挙げられている本です。
 
こちらは、希望を膨らませるミラクルについて書かれているわけではなく
 
患者さんに合った、QOLをあげる治療を紹介されている感じです。
 
これらの本を読んで、わたしは自分が大切にしている考えに固執して
 
逆側を赦すことができず、そちらの世界を恐れていたことに気付きました。
 
人の価値観を大切にしたいと思いながら、自分が恐れていることには過剰に反応したり
 
内心で攻撃的になって、それを受け入れられずにいたんだなーと。。
 
抗がん剤を受け入れた時に「ぁぁ、間違ってもいいんだ」って思いました。
 
間違いなんて無いんだけど、自分の考えを変えること、別の道を選択することもありだし
 
今、ベストだと思っていることもいずれ移ろうかもしれないと思っていれば
 
他人の考えをとやかく言う気にもならず、尊重できる。
 
わたしが、生きていく中で自分の世界を広げるために
 
最も恐れていた抗がん剤を受け入れるという衝撃的な体験が
 
一番手っ取り早かったんだろうなぁと思っています。
 
自分の信念と、主治医の提案する治療が違っている時
 
セカンドオピニオンも大切ですが自分の心と向き合うことも大切だと思います。
 
ピンときた方は是非、読んでみてくださいね。