好きを仕事にするか、得意を仕事にするか

表題の通りなのですが、これ結構ありがちな質問のように思うんですよね。

自分の好きな事を仕事にした方がいいのか

それとも

自分が得意な事を仕事にした方がいいのか

どちらが正解なのじゃ

皆様、どう思われます

私の答えは↓

・・・・・・・・・・

いや、両方やればいいじゃん

です。

それで終わらせると不親切よね。

こういう二者択一の質問って割と多いように思います。

典型的な「私と仕事、どっちが大事なの」みたいのとか

キャリアを取るか、子育てを取るか、とか

なんか色々あるよね。AorB形式。

いやでも、でもでも・・・実際どっちも大切じゃないですか。

右手と左目、どっちを捨てる？って聞かれてもどっちも捨てられないじゃん。どっちもものすごく大切な事に変わりは無い。右手の方が大事なので左目は諦めます！ってなかなか出来ないよね。

みたいなのと一緒で、どっちか片方しか得られなくて、一つを選んだらもう一つは捨てないといけないっていう考え方そのものをまず捨ててしまおうよ、って思います。

もっとみんな欲張りになっていいんだぞ　です。

片方だけ選ばないとなんて、なんで皆様そんなに奥ゆかしいの？遠慮深いの？

私は強欲人間なので、好きでも得意でもどっちでもいいけど、やりたい事は小規模でもとりあえずなんでも仕事にしちゃおう派だな。

両方欲しいなら、やりたいなら、どうやったら両方うまくできるのかっていう手段を考える方が楽しいよね。

どっちか片方だけに絞ってもう一つは諦めるって必要は無い。

ただし、一気に両方は難しいかもだから優先順位を考えて叶えていくっていうイメージですね。

試してみる前からAがいいかBがいいか、本当の正解なんてなかなか分からないし。

小規模で両方テストしてみるのがおススメです。

ビジネス1回で全部成功すべきもの、または成功できるものって思い過ぎちゃうと動けないので、色々トライしてみたら良いんじゃないのかな。

って書いたけど、これでも自分でまだ何もビジネスをしたことがない人にとっては不親切かなって思うのでさらに捕捉すると

色んな考え方があると思うけれど、今がまだゼロなのだとしたら、私は「自分の得意な事」の方から始めるのがおススメかなって思います。

できれば

頑張らなくても当たり前にすっとできる事

且つ

需要がある事（またはパッと需要喚起できる事）

から始めると結果が出やすい

→

収入的にも安心で生活や心に余裕ができる

ってなるし、やっているうちに自分で仕事を作るとか稼ぐって事に慣れていくから、それからあらためて「自分が好きな事」に取り組んでみたら良いかなって。

なんの経験も無い時にいきなり好きな事から始めちゃうと、初回それでうまくいかなかった時に多分かなりメンタル凹んじゃうかなって思います。

小さな成功体験を積みながら段々難問に取り組んでいくスタイルの方がすんなりうまく行きそうな気がするな。

私が大学生になって、最初に自分で始めたのは家庭教師でした。それって割と多くの大学生がバイトとしてやってる事ですよね。私も別にビジネスという意識すらなく普通に生徒を探してやっていて、何の苦労も無く生徒も見つかっていたけれど、それくらいなんの抵抗感も無く自力で仕事を探せる＆稼げる体験をできたのはすごい良かったと思っています。

最初の体験がヘビーだと、「お金稼ぐのって大変・難しい」っていう刷り込みが入ってしまう気がするので。

できれば仕入れがほぼ必要無くて、在庫を持つ必要が無くて、自分が得意で当たり前に苦も無くできる事、ごくごく小規模からスタートできる事

から始めるのを今のところお勧めいたします。

長く付き合ってた元彼が大学卒業と同時に起業したんだけど、その時に「会社なんて2、3回潰すの普通」って言ってたんですよね。私は気が強くて怖くてお尻叩きまくる彼女として知られていた方で、それ聞いて

は？最初から何潰す気満々発言してるのざけんな、（私が命名した会社）潰すとか許さないから

みたいな感じだったんだけど、まぁあれは若気の至り発言でしたね。あれから色んな起業家さんと接してきて、傍から見たらすごい成功してそうに見えるような人達から本音での色んな厳しさ話を聞く事が増えるにつれ、２、3回潰すとまではいかないにしても、潰れそうになるとかうまくいかないとかって普通にいっぱいある事なんだなってよく分かりました。

プラス彼が始めようとした事業が、元々本人がやりたがっていて業界と全く関係の無い内容だったので、なんでそれをやろうとしてるの？って聞いてみたら

儲かりそうだから　

って答えられてまた怖い彼女発揮して

は？儲かるって何？お金に志し売ったわけ？あなたの情熱どこ行っちゃったの？私そういうの嫌い

ってなってたんだけど、

結局彼はその最初に始めた会社がそれなりに軌道に乗った後に売却して、それから元々やりたかったスポーツ事業を始めたんですよね。で、大きい大会の決勝戦の時にチケットくれて観に行って、広～いスタジアムで選手や関係者に囲まれている彼がいて、周りが大歓声に包まれていて、あぁこの人時間は掛かったけど夢叶えたな～、自分の夢忘れて無かったんだな～～って感動しましたね。

最初の会社を始めて6年目くらいだったかな？今はその事業も仲間の会社に売却して、また全然違う業界に参入してあれこれやってますね。

そう、やりたい事なんて時間の経過や自分の成長と共に変わってくるんだよね。

うん。

若い頃は失敗なんてしちゃいけない、目標があったら一気にそれに辿り着かなきゃいけないって思っていたけど、今は失敗も回り道も色々あって全然OKって思います。

1つに絞ってそれにずっと執着したり縛られちゃったりするのももったいないと思います。

どっちにしろ、一歩踏み出さないと何も変わらないし動き出せば色々また新しい流れがやってくる。

とにかく、最初からお金をがっつりかけたり大規模な事しようとしないで、まず小さくトライしてみて段々大きくしていくっていうスタイル、それが良いと思うな～。それだと、思ったようにいかなかった時のダメージも少ない、撤退もしやすい、次の事にもトライしやすいので