持ち込みで使いたいメインの原料の安全性分析なんかに関しては、検査会社とのやり取りをクリニックの方にお任せしたので次の課題、INCI登録について調べます。
「INCI名（インキめい）」とは
化粧品原料国際命名法（INCI：International Nomenclature of Cosmetic Ingredient）というルールに基づき作成する化粧品成分の国際的表示名称のことです。言うなれば、化粧品製品のラべリング等をする際に表示する、化粧品成分の国際的な名称、通り名のことです。
なぜINCI名の登録が必要なのか？
日本で化粧品を流通させるためには、製品のパッケージにその成分の日本語表示をすることが義務付けられています（医薬品医療機器等法第61条／医薬審発第163号／医薬監麻発第220号）。この成分表示名称は日本語であれば何でもいいというわけではありません。成分は同じなのに呼び方が定まっていないのでは、購入する消費者を混乱させてしまうからです。
日本語の成分表示名称は、日本化粧品工業連合会（以下、連合会）が作成している「化粧品の成分表示名称」というものを使用する仕組みになっています。登録されていない新たな成分を使用したい場合、連合会に対しその成分を申請し新たに表示名称を作成してもらう必要があります。ですが、現在連合会では、原則としてINCI登録がされている成分しか、日本語での化粧品成分表示名称の作成登録はしません。そこでまずその新成分について、INCI名登録申請をして、INCI名を取得、確定させなければならないのです。
INCI名の登録申請先
INCI名の登録申請は、米国にあるPCPC（米国パーソナルケア製品評議会）に対し、インターネットによるオンライン申請で行います。
登録完了までの期間
3ヶ月～6ヶ月とされています。審査途中で追加資料の提出が求められる場合があり、そこで滞ると更に期間が長くなる可能性があります。
化粧品成分表示名称とは
前述した通り、日本で化粧品を流通させるためには、製品パッケージへの成分の日本語表示が必要です。INCI名登録が済んでも、そのままでは英語表記のため使用することができません。そこで日本化粧品工業連合会（連合会）に対し、そのINCI名に対応する日本語の化粧品成分表示名称の作成（全成分表示名称作成）を依頼する必要があります。
上記全ての
引用元「サニー行政書士事務所」←化粧品ビジネスとても詳しい事務所さんです。もっと詳しいことはこちらをご覧いただくとよいと思います。
問い合わせてみた
なるほど、大体分かったぞ・という事で良さそうな2社にまたそれぞれ問い合わせ📩
一社は引用させていただいた化粧品関連に強そうなサニー行政書士事務所さん。お返事を箇条書きにすると
・私が使いたい原料の総称的なINCI名は既に存在している
・ただし何由来の原料かに応じたバリエーションも存在する
・他との差別化を図りたいならば新しいINCI と成分名称の登録をした方が良い
との事でした。
報酬費用も明示されていて安心感があります。
成分表示名称の申請代行も合わせると7万位～のイメージかな。
それに、実際に申請に掛かる費用もプラスでかかってくるって事だよね。
サニーさんのブログは化粧品作りたい人が知りたい内容いっぱい書いてあっておススメ。
もう一社問い合わせをしたのが吉田法務事務所さん。
こちらも化粧品関連に強い＆美容系のエキスポで代表が講演をされたりしている事務所さんです。
登録申請に関する詳細な流れを含むお返事を頂きました。
INCI登録は3～6か月、下手すると1年とかかかることもあるんだって。
こちらの事務所では申請に掛かる実費と成分表示名の申請も全部含めたお値段になっていて、26万円+taxだそう。
そして、この審査は全部英語になるんだけど、必要な翻訳料も含まれています、との事でした。
そして必要情報が色々。
製品カテゴリー・ベースの成分・製造方法・慣用名・溶媒・希釈剤・内容成分と配合率・・・。
希釈剤
内容成分と配合率
えと、100％のヒト幹細胞培養上清液かと思うのですが、えっと・・・
分からないよ～～。
これ、クリニックのリケジョさんに聞いたら分かるのかな
え～～～ん
そして、先生から調べて見積もり出してとは言われたけど、これもクリニックの方でINCI登録してもらえるのかな
してもらえない場合は、代行頼まないでもうちょっと調べて自力申請にしようかなぁ・・・得意な人たちが周りにいるからどうにかなるだろうし、希釈とかしてるならそれリケジョさんに聞いて・・・
自力の場合のやり方をリサーチしておきました。
知恵袋さんバンザイ♪
どうやら、ここでオンライン申請出来て費用は400ドルらしい。
本当に登録が必要かどうかをもうちょっと調べないとなのでひとまずこれに関してはここまで。後は、流れの中で必要ならば登録する事になるのかと。
そして、化粧品づくりに関しては、本命と思った会社さんがフリーズドライをやっていないというので、ちょっと他にも問い合わせをしてみることにしました。
続く
