「君の膵臓をたべたい」良かった。
観たり読んだりしてない人には
是非是非!!!お薦め。
 
だけど、号泣ってならなかったのは
私にとっては、
自分の経験の方がリアルだったから?
なのかな~。
 
あと、この主人公二人の関係性が
ものすごく、ものすごく
羨ましかった。
 
私は27歳の時に、
亡くなった元彼のことを
自分なりにまとめて書く事で
整理をしようっていう、
そういう目的でブログを始めて
あれやこれや書いてたけど
 
ま~~~、高校生当時
自分の気持ちなんて、
全く伝えられなかったなって思って。

 

だから、本の主人公たち
羨ましかった。
めちゃめちゃ、羨ましかった。

 

亡くなった元彼 、
私が初めて付き合った人で
すごいモテる人で
私1度振られてて、
その後何ヶ月かして、
向こうの方から来たんだけど
 
すごいいっぱい、
好き好き言ってくれるんだけど
こんなに誰かを好きになるなんて
思わなかったとか言ってくれるんだけど
 
そもそも、私が自信無さすぎて。
こじらせ女子?
 
あなたこんなにモテるのに
私顔もどうってことないし
スタイルいいわけでもないし
面白い会話できるでもないし
まじ、普通。平凡。

 

一緒にいると緊張しちゃって
何喋っていいか分からなくて
普段以上に超無口でおとなしいし


めちゃめちゃ好きだけど、
好きとか全然言えないし

こんな、面白みなくて
可愛げのない私を
この人が本当に好きとか
思うわけないじゃん!!!
 
とか
 
私は彼のことすっごい好きだけど
好きすぎて逆にそんな事言えないのに
彼がこんなに簡単に好き好き言うのは
本当は大して私の事なんて
好きじゃないから言えるんだろう!!

とか笑(ひどいし失礼な考えよね)
 
本気で思っていて、
好きって言われれば言われるほど
いやそんなわけない!って
勝手に自分の中で否定して
勝手に自信を無くしていくっていう

 

なんという
自己評価の低さ・・・
 
だからほんと、
すっごい好きだったけど
その10%も伝えられなかった気がする。
 
あの人なんで、そんな私を
あんなに好きって言ってくれたんだろ~か。
今でも謎。
 
偶然バッタリ出会ったのを除くと
最後に二人で会ったのは
大学1年の夏なんだけど、

 

その時に彼が話していた
孤独感とか絶望とか
そういうのも、私は
ちゃんと受け止められなかったな~って。


もうちょっと、言える事、関わり方
あったんだろうか、

そしたらなにか、変わったんだろうか


まぁ、きっと変わらないんだけど
そんな事思ったりする。
 
何も伝えられないまま、
死んじゃったな~って。
もう2度と会えないんだな~って。
 
後悔しない生き方したいなって
あれ以来すごく思うし
今のところ、他に特に後悔は無いけど
彼に関しては、後悔というか
残念さ?無念さ?みたいのは有って
 
その反動か、以降はむしろすごい
好き好き言いまくるようになった。


好きとありがとうは
思った瞬間言おう。
何度でも言おう、的な。

 

好きなもの、好きな人、好きな事
のハードル下げて
好きを自分の周りに増やすと
人生は幸せで豊かになるね。 

 

っていう、超絶不器用で
コミュニケーション下手?
恋愛下手だった私からすると
 
この本に出てくる二人の
最後の繋がっている感、
分かりあっている感、
ものすごく羨ましくて。

羨ましくて。
 
泣くとかより、そっちだった。
 
今はあの頃からすればかなり
経験値が増えた分ましになったけど
でも、本質の不器用さは
大して変わってない気がするな~。
 
でも、分かり合いたかったら
通じ合いたかったら
分かりたかったら
 
怖くても、恥ずかしくても
素の自分を出してかないと、
表現しないと、
言いたいことはちゃんと言って
伝えて
相手について知りたいことは聞いて

 

って、当たり前の事なんだけど
意外とそれができていないから

 

私もそうだし、
割とね、みんな自分の世界の中で
言わなくてもわかってくれるはず、とか

逆に本人に確かめることもなく
きっとあの人はこう思ってるに違いない、とか

 

そういう決めつけの中で
勝手なストーリー、
勝手な地獄を作り出し、

分かり合えない、通じ合えないって
悩んだり、苦しんだりって
あるように思う。
 
自分の本当の気持ちを伝えるって
恥ずかしかったり
照れ臭かったり
受け入れられるかドキドキしたり
拒絶、否定されるんじゃって怖かったり

するよね。


うん。
私はめっちゃする。

 

どうでもいい相手(っていうと失礼だけど)
なら、言いたい放題好き放題できるけど
大切に思う相手であればあるほど
臆病になる。
 
けど、やっぱりそこは
勇気を出してちょっとずつでも
出していきたいな、伝えていきたいなって
思うんだ。