祇園祭祭のこと 続編へ

❶、❷記事は以下からご覧ください
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風鈴祭魂震える『祇園会』 ~祇園祭のこと①~ | My宇宙の ど真ん中をいきる (ameblo.jp)
風鈴祭魂震える『祇園会』 ~祇園祭のこと②~ | My宇宙の ど真ん中をいきる (ameblo.jp)

 

③からは、山鉾の中のお囃子方について。

 

現在、山鉾は今年約200年ぶりに巡行をおこなう「鷹山」をふくめ

34基あります

 

その内、お囃子があるのは14基だそうです。

 

各山鉾のお囃子は、独自の曲だそうで

みんな同じではないのだそう。

 

昔の人は、お囃子の曲を聴いて

「次は、○○鉾がくるな~」と解っておられたほどだそうで。

 

そして、なんと

演奏する場所や曲も厳密に決まっているんですって!

 

数年前から、「前祭(さきまつり)」と「後祭(あとまつり)」になり

昔のお祭りの流れになりましたあ。

 

先ず、7月17日、9時~

四条烏丸から、

くじ取らずの「長刀鉾」が動き始めます。

生稚児様の舞、封印を解く儀式のあと

ゆっくりと鉾が動き出します。

 

四条河原町までは、八坂の神様にお聴き頂く為の

お囃子曲が奏でられます。

 

これを「渡り囃し(わたり)」といいます。

ゆったりとした、厳かな曲調。

 

四条河原町で、方向転換すると

自分たちの町内へ戻る時には

お囃子は「速く」なります。

 

これを「戻り囃し」といい

町内衆に聴かせる曲調になる

 

中でも「菊水鉾」には、39曲の曲があり

とてもレベルが高いんだそうウインク

 

囃子方は、小さい頃からはじめ

最初は「鉦(かね)」からスタートし

👉太鼓👉笛というような感じですすむんだとか

(各山鉾で違いがあるかもですが)

 

書き物はなく「口伝伝授」だそうです。

昔は、お囃子方も分業制だったそうですが、

現在は、全てできるようにお稽古していらっしゃるそうです。

 

なんだか、、能楽に似ておりますねウインク

 

17日『前祭』の巡行は、左まわり(四条烏丸から四条河原町へ、河原町御池へ)

先ずは、八坂の神様がお出ましになる【神幸祭】を清める

 

24日『後祭』の巡行は、右まわり(前祭)の逆をいきます

神様がお戻りになる【還幸祭】の道を清める

 

祇園祭の最後の鉾もきまっており

前祭は「船鉾」

後祭は「大船鉾」

 

これを「殿(しんがり)」と呼ぶそうです。

 

山鉾を曳く方々は、山鉾の町内の方(男性)やボランティアの方々だそうで

きまり事なども厳しくあるそうです

 

祭曳綱は、絶対に跨ぐな

祭時計、アクセサリーは禁止

祭茶髪、柄のパンツも禁止ww

 

雨なんかが、途中で降ったときなど

白い装束に、柄パンツがうつったら、神さんに失礼やーー

ということだそうで。。。

 

徹底されていますね。

 

長々と書いてきましたが

祇園祭の本やユーチューブなどでも

沢山情報が載っているので

ご興味ある方は、ご覧くださいーー

 

『神と人間が共に楽しむ【神人和楽】』

 

が、祇園祭の精神。

 

私が愛してやまない【能楽】も

祇園祭とは、切っても切れない関係にあります

 

次回は、「祇園祭と能楽」について

書きていこうとおもいますーーー。

 

あー、祇園祭一色になるblog~^(笑)

 

京都祇園祭後祭12 祇園祭,後祭,大船鉾の写真素材