昨晩は、楽しみにしておりました

東京能楽囃子科協議会主宰公演へ行ってきました💛

 

結果から 申し上げますと・・・

「尊すぎる公演」でした。

 

もう~~~・・・・

なのに・・・

 

空席があり・・・(結構ありました(;^_^A)

超超超超~~~~~勿体ない・・・・えーんえーんえーん

 

あの時空間を・・・

もっともっとたくさんの方々に

味わってほしかった・・・・・・・

 

でも、これも 「ご縁」としかいいようがないですね。

 

 

わたくしは、事前解説で

能楽堂近くで「能楽cafe」をしてからまいりました♬

ご参加くださりました方、ありがとうございました♬

 

大人数から、マンツーマンまで

臨機応変にご対応しておりますので

観る前に、すこしばかり「能楽の雰囲気」を味わいたい方は

ぜひとも、お声がけくださいませ♬

 

・・・・・・

さて、、、演目ですが

「東京能楽囃子科協議会」主催ということで

お囃子が、大活躍する演目ばかりでした。

 

以下、演目です♬

 

チョコ舞囃子「自然居士」金春安明ほか

チョコ一調「勧進帳」本田光洋 大倉正之助

チョコ狂言「法師ヶ母」野村萬斎 高野和憲ほか

チョコ能「海人 懐中之舞 クツロギ 二段返」宝生和英ほか

 

わたくしは、お囃子方の雰囲気や手組などが

よくみえる いつもの脇正面席から観能。

 

舞囃子では、とてもゆったりとした動きや

優雅で華やかさがある舞だな~と感じました。

個人的に金春流の舞は大好きです。

 

上品で美しく優雅な印象を

個人的ももっております。

 

曲中で、腹鼓を打つような

手の動きがあり・・・

すこし狂言っぽいな~とか・・

勝手に想像しておりました。。。

 

 

最近、能楽に興味が膨らんで

通っていらっしゃる 智子さんとご友人様に

能楽堂でお会いしました~♬

どんどん、通ってくださいませ~(笑)

 

・・・・・・

チョコ狂言「法師ヶ母」野村萬斎 高野和憲ほか

 

わたくし、初見でした。

前半の流れと後半の流れが

まったく違う世界観が表現されていて

驚きました。

その違いを、見事に表現されていた萬斎さん。

 

前半、超酔っぱらって 足ふらふら~~状態で

でてこられた瞬間・・・

 

わたくし、「ぷっ・・・(笑)」と笑ってしまいました・・

だって、「ああ~こういう人いる~~~~(笑)」と。

 

そしたら、お隣の方に、振り向かれてしまいまして(;^_^A

え・・なんで??(笑)

可笑しいやん~~あの酔っぱらいい~~(笑)って

なので、素直に笑えたんですが・・・(;^_^A・・・

 

ま、それを無視して・(笑)

前半は、ニコニコしてみてた(笑)

 

が、、酔っぱらって妻を追い出してしまい

大変なことをした・・と酔いがさめて

気が付いた・・・後半部分では・・・

 

お能に近いスタイルで演出されていて

ほんとうに、あの酔っぱらいなの?と思えるほど・・

端正なお顔と雰囲気で舞やセリフをされていました。。。

 

「狂言能」という感じでしょうか!

わたしは、とても好きなスタイルでした♬

 

前半も あまり笑いは起こらず・・・

舞台上で おもいっきり ははははっはははっははは~~~!と

大声で笑い転げる萬斎先生が可愛かったです・・はい💛

 

いつの世も、妻は・・つよい・・

・・・・・・

さて、、、

チョコ能「海人 懐中之舞 クツロギ 二段返」宝生和英ほか

 

シテは宝生流宗家  宝生和英先生です。

なんといっても・・・・

 

動きや型が、本当に美しい・・・・

お声もとても・・・美しい・・・

そう、すべてが美しい・・・

 

今回は、なんと!

小書き(特殊演出)が、3つも入り

見ごたえ抜群でした。

 

東京能楽囃子科協議会主宰ということで

シテとお囃子方の融合する演出もあり

超超超貴重な「海人」を拝見させていただきました♬

 

なんでしょうか・・・

舞台が、美しく清浄された雰囲気って・・・・

どう表現したらいいのか・・・

 

言葉が見つからないのですが・・・

あえて、言葉にするのならば・・・

 

「尊い舞台を見てしまった・・・」

 

それは、舞台と観客が

共に作り上げる創作のようにも感じるのですが

 

まず、どこからそのエナジーがあふれ出してきているか・・ということになると

わたしの個人的な感覚でしかありませんので

ご了承いただきたいのですが・・・・

(正解はないとおもいますので・・)

 

シテである宗家の 「意識」

 

であると、わたしは感じました。

 

「意識」が、「場の空気」をつくります。

 

なんだか、本当に・・・

美しく尊かったんです。

 

能楽cafeを参加くださった方も

終演してから、同じようなことをおっしゃってました。

 

観ている側も

なんだか、心身が清浄され、心豊かになる。

呼吸をゆっくりしていることに気が付く

自然に笑顔が多くなっていることに気が付く

素敵な場に居合わせたことへの感謝に気持ちが湧いてくる

一緒に観た人を同じ想いを語りあえる喜び

などなど・・・

 

能楽を観るということは

 

「生きるチカラが湧きたつ・・・」

というような感覚をいつもうけます。

 

それが、能楽を観るという醍醐味のようにも感じるのです。

ほんとうに、素晴らしい時間をありがとうございました!

 

 

東京能楽囃子科協議会の広報は

我が小鼓師匠の田邊恭資先生が運営されていらっしゃいます。

お玄関口で、皆様を笑顔でお迎えされ、終焉時もお見送りされていらっしゃいました。

ほんとうにお疲れ様でございました。

 

・・・

次回の「東京能楽囃子科協議会」公演は

12月11日(水) 13:30~ 開催です。

 

ご興味あり、参加したい方は

大東豊美まで、ご連絡くださいませ。

協議会へお問い合わせいたしますウインク

 

友枝昭世先生と山本東次郎先生の「翁」って・・・

いや・・・これって。ほんと凄すぎます・・・。

ぜひとも!!!!