危機管理・事故防止って誰のため?
ある派遣会社様からのご依頼で保育園に派遣される方のための保育の現場予習復習用の研修教材を作っているのですが…「保育所での食物アレルギー対応について」という教材です。私はですね、やっぱり現場で叩き上げなので…食物アレルギーへの完全除去対応(誤飲誤食防止策)とか、もちろんまー、手に汗握る?現場感覚の危機管理とか事故防止の話、大好きなのですよね!だってそれが保育園スタッフの誰もがちゃんとできたら、それが通常の意識でできたら保育園や幼稚園で子どもたちは、保育園のスタッフの愛の中で『安全安心で過ごせる』ことを保証できるからですね。だから伝えることが好きなのです。 いや、「伝えたい」のです。子どもが大人の愛の中で安心安全で過ごせることを保証してあげられるのなら、伝えたいです!保育の現場で適度な緊張感をもって、保育の危険予測と対応スキルをレベルアップしてもらえることができたら…もっともっと、子どもたちが自由に遊び込み、味わい切り、楽しみこむことができて、それが成長を引き出して行くからです。保育者が少しの緊張感と知識と十分な実践的練習(身体で覚える)と、危険に関する情報(日々のヒヤリハットも含む)を、「プロ意識で自分のものにする」ことが出来て「危険予測スキルがレベルアップする」と、それによって、なんと、保育者が自由になり、子どもたちが自由になる。そして、もっと保育者と子どもたちが愛に包まれる時間が増えるのです。レベルが低いと、「一見、マニュアル事で縛られる」という見方をする人もいますが、それは、反対なのです。眼鏡を反対にかけているみたいな理解の仕方で、そういう人は、自分が約束事に縛られると感じてしまい、本質を履き違えてしまい、子どもに「その人がその人の価値観で思い込んでいる縛られ」を子どもにかけてしまいます。その「縛られる」という見方には、不自由、制限、ネガティブな感情、という目に見えない束縛、目に見える物や時間の拘束という結果が生まれてしまうのです。拘束によって危険を回避するという…およそ、子どもの天国の場所とは真逆の場ができてしまうのです。でも、「危機管理・事故防止」のスキルが実は、保育の本質を守る、保育者も子どもも自由にするということを理解し、気がついて、意識して、身に付けて、スキルとして獲得できれば…。そこには、信頼という心の柱がある、自由が生まれるのです。心の暖かい交流の中で育つものや、大人時間では無い「子ども時間」が、創り出される、創造性の場が生まれるのです。創造性といえば、子どもの存在そのもの。また、大人の存在も本当は創造性そのもの、なのですから、命の、魂の自然な姿で過ごせる時間となります。そんな「願い」を込めてお話しする「危機管理・事故防止」ある意味、子どもが、自身の成長のために必要な怪我、というものもある、ということを、成長過程を踏まえて親御さんへお伝えします。痛みを知ることで他人の痛みがわかる。または、危険だ、ということがわかって学ぶ。などなど。でも、誤食・誤飲は、スタッフの過失・不注意が100%原因なのです。保育園で過ごす時間は、愛と大好きと有難う楽しい嬉しい喜び好奇心ワクワク自由な喜怒哀楽と、学び遊び成長それらが「適切な環境」の中で、「遊び」を通して学ぶ、そうして、成長をする。しかないんです。学びは「成長」に欠かせないものです。でも、それは、保育園のスタッフ全員が意識を合わせてつくる「安心・安全の場・環境・人間関係」の中で実現することなのです。だから、保育の現場は「大変」とか「責任が重い」ではないということは、わかりますよね?それは、視点がズレているのです。保育園のスタッフとして、保育者として子どもの笑顔が見たいですよね。喜んでいる様子、挑戦する様子、これが見るのが、夢ならば…夢のためなら、「大変」でも「責任重大で」なことも、しっかりクリアできますよね?だって、自分の夢なのですから。まずは自分の視点のズレや感情の使い方を整えてクリアします。クリアしたなら、子どもが「自由に」心と身体を創る場を用意しておいてさえしえくれれば自然とできる重要な環境要素である「余裕」を「子どもの遊び=生活」に準備してください。これが、保育の環境作りの超基本!子どもたちへ、危険が無いように縛り付ける…これは、真反対の子どもに求める「危機管理・事故防止」保育のプロとしての責任放棄。そうではなく、子どもたちを自由にするための「危機管理・事故防止」です。保育者が本当に身につけるべき「危機管理・事故防止」スキルです。現場では、本質の理解にズレや混乱があるのです。混乱の、絡まってこんがらがっているのを解きたいですね。あ、もし、この環境を整えることができないのが、子どもの年齢に応じた大人の数に問題があるからだ!という主張があるなら(ようするに1歳児12名を国の最低基準の2名で保育しているとか)それは、多人数への保育の限界ですから、根本的に保育力を上げるような研修をして、実力を上げるしかないですね。実際に保育士をもう1人入れられるなら良いですが、そうできる施設とできない施設があるでしょう。施せる方法は、来年度から受け入れ人数を減らす、(まず不可能でしょう)または、保育士を1人多く入れる(できるところは)または、集団保育の力をつける=保育のコツをつかむ育成をする(結局、これは基本的な保育力ですから力をつけた保育スタッフが増えた方が良い)ですね。本質を見誤らない「保育園幼稚園の危機管理・事故防止」を是非、学んで実践してください。ところで、私は伝える時、現場のリアルな場面を具体的にイメージして、身振り手振りで、わたしの中のスクリーンに映し出されているその場面を、映画場面を解説するように臨場感満載で話すので、受け取る側がちゃんとチャネルを合わせてくれたら(興味関心を向けてくれたら)バーチャルリアリティ満載劇場を見るが如く、あなたの脳内スクリーンにもその場面が映し出され、『場面の体験』ができるでしょう!よく、わかりやすい!と言って頂けます。今日も、カマラマンも担当者の方も保育のことは何も知らず、食物アレルギーについても知らないのでしたが、「わかりやすかったです」とご感想頂きました。有難いなぁ。もっと伝えたいなぁ!それでは今日も、有難うございました。