いつも大変お世話になっております。
ブライトリートです。
海なし県出身の私は、魚系の料理に良い思い出がありません。
幼少期に魚の生臭さを味わってしまったことが原因かと思われます。
あの時、あの店で、あの魚さえ食べていなければ・・・
以降、私は生魚を避ける人生を歩み始めました。
社会人になり出張が増え始めた頃、お客様との会食で生魚を食べる機会が多くなりました。
生魚に苦手意識を持っていた私は、噛まずに飲み込むなどして対処しておりました。
今思えば、漁師さんや魚さんに対して大変失礼なことをしていました。
転機が訪れたのは北海道出張の時でした。
その日はお客様オススメの寿司屋さんに行くことになっておりました。
内心、「行きたくないよぉ~ マジ勘弁。。」と思っていましたが、お調子者の私は、「楽しみですねぇ~ 僕、お魚大好き💗」とお客様に伝えていました。
自分の発言に後悔しつつも覚悟を決めた私は、お客様と合流し、店内に入りました。
店内のカウンターには様々な生魚が・・・
席に通された私たちは、大将らしき人から「本日はどうしましょうか?」と聞かれました。
私は、「魚以外でお願いします。」と伝えようとしました。
が、同行していたお客様が「お任せで!」と伝えてしまいました。
ショックでした。
乾杯用のビールを一気に飲み干した私は、おかわりを頼みました。
お客様から「良い飲みっぷりだね!」と言われたので、「カウンターに並ぶ魚を見ていたら我慢できなくて! 見ているだけで3杯は飲めますよ♪」と返しました。
本心は酔っぱらって味をわからなくしてしまおうという考えでした。
無駄な抵抗。
そして、最低の所業。
大将にもお客様にも大変失礼なことをしていました。
2杯目のビールが運ばれてきたタイミングで、最初の魚が寿司下駄に置かれました。
寿司下駄に置かれたものは早めに食べるのがマナー。
私はすぐに寿司を口に運びました。
モグモグモグ・・・
ゴクンッ!!
「・・・美味しい。」
「美味しいぞー--!!!! 」
今まで食べたことのない寿司の美味しさでした。
全く生臭くない魚と、口の中に入れた瞬間にほぐれるシャリ。
寿司に対する先入観が崩壊した瞬間でした。
それからというもの、寿司に対する興味が膨らみ、海がある都道府県に出張した際は、寿司屋さんを検索するようになりました。
北海道、青森、福島、山口、福岡などなど。
今まで避けてきた分を取り戻そうと、無我夢中で寿司との出会いを求め始めました。
そして貯金がなくなっていきました。
自己破産という言葉に敏感になり始めた頃、ふと思いました。
「これだけ冷蔵/冷凍技術が進化した今なら、海なし県でも美味しい寿司が食べられるのでは?」
そう考えた私は、行動範囲内に美味しい寿司屋さんがないか調べました。
そして、ある一軒のお店に辿り着きました。
それがこちらのお店です。
熊谷駅近くにある寿司処「信楽」さんです。
事前につかんでいる情報はWeb情報のみ。
暖簾の隙間から覗いた店内には常連さんらしき人が。
正直、ビビりました。
「場違いだったらどうしよう・・・」
「ぼったくられたらどうしよう・・・」
「生臭くて全然食べられなかったらどうしよう・・・」
見えない敵に怯える私の目に、一枚の張り紙が映り込みました。
「・・・よし!行ってみるか!! 」
勇気をくれた張り紙に感謝しつつ、私は店内に入りました。
「いらっしゃいませ!!」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
ここまでお読みいただきました皆様、本当に申し訳ございません。
本来であればここから寿司の写真などを載せる予定でしたが、携帯に写真が残っていませんでした。
・・・何故?
「あまりの美味しさに写真を撮っているヒマがありませんでした!!!! ごめんなさい!!」
以後、このようなことがないよう気を付けます。
結論。
海なし県でも魚が美味しいお店はありました
今後ともブライトリートを宜しくお願いいたします。