1. 精密さが鍵となるスマイル手術、サイドカットの役割
スマイル手術は角膜フラップを作らず、最小限の切開で視力を矯正する先進的な技術です。この手術の要となるのは、角膜実質層の内部にあるレンティクルと呼ばれる組織を正確に取り除くことであり、その際に使用される装置がツァイス社のビズマックスです。ビズマックスはフェムト秒レーザーを用いて、角膜内のレンティクルの前面と後面を切開した後、それを安全に摘出できるようにサポートします。

 

この過程で重要な技術の一つがサイドカットです。サイドカットはレンティクルの縁(エッジ)を一定の角度で切開する機能で、切除された組織が正確に分離されるようにします。これにより手術中の角膜組織へのダメージを減らし、手術時間の短縮にもつながります。もしこの切開が精密でなければ、レンティクルが裂けたり完全に分離できなかったりして、視力回復に影響が出る可能性があります。したがってサイドカットは、手術の完成度を高め、予測可能な結果を得るために重要な役割を果たします。

 

2. サイドカットが生み出す手術の安定性と回復力

サイドカットは、単に組織を切開する技術ではなく、手術全体の安定性や回復スピードに直結する重要な要素です。特に、角膜内部でレンチキュルが滑らかに分離されない場合、手術時間が長引き、その結果、眼球にかかる負担が大きくなる可能性があります。一方で、サイドカットが高精度に行われると、レンチキュルの摘出が格段に容易になり、組織へのダメージも最小限に抑えられるため、結果としてより早い回復が期待できます。

 

また、SMILE Pro手術では、切開位置を従来の上部(12時方向)から下部(6時方向)へ変更できる機能が追加され、患者様一人ひとりの目の状態に合わせたオーダーメイドの手術が可能となりました。下部切開は視線の中心光線にさらされにくいため、夜間視力の質の向上が期待でき、ハローやグレアなどの症状を軽減できるという利点があります。このように切開位置まで調整できる点は、単なる技術革新にとどまらず、手術結果を個々の患者様に最適化できる大きな特長と言えるでしょう。

 

 

3. サイドカットをめぐるさまざまな見解とその解釈

近年、SMILE手術に加え、さまざまなレンチキュル抽出方式が開発されており、一部の装置ではサイドカットがなくても安全であることを強調しています。こうした主張の中には、サイドカットがかえって光のにじみ(ハロー)やグレアの原因になり得るという意見も含まれていますが、現時点ではそれを裏付ける十分な科学的根拠や臨床データは不足しています。

 

一方、ツァイスのSMILE手術は、累計1,000万件以上の手術実績と800本を超えるSCI級論文によって、その安全性と技術力が証明されています。実際の論文においても、サイドカット技術がレンチキュル抽出をより安全にし、特に低度数や乱視矯正において優れた結果を示していることが確認されています。乱視矯正効果についても、SMILE手術では0.5ディオプター以下の高い精度で矯正された症例が大半を占めており、サイドカットがむしろ矯正精度を高める要素として評価されています。

 

 

4. 検証された機器と熟練した技術が生み出す確かな違い

サイドカット技術は、ツァイスのVisuMax装置にのみ適用可能な特許技術であり、同じレンチキュル抽出方式であっても、他の装置では同等レベルの切開精度や臨床結果を期待することは困難です。そのため、SMILEまたはSMILE Pro手術を検討する際には、該当する医療機関がVisuMaxを使用しているか、手術経験が豊富な医師が執刀しているか、そして患者様一人ひとりに合わせたカスタマイズ設計が可能なシステムを備えているかを必ず確認する必要があります。

 

ブライトアイクリニック江南は、ツァイスSMILE手術の公式認証を受けた医療機関として、精密な角膜分析と豊富な手術経験をもとに、患者様ごとに最適な矯正結果を提供しています。SMILE手術の中核となるサイドカット技術を安定して実現できる装置とノウハウの両方を備えているため、より信頼できる選択肢と言えるでしょう。

 

目は一生を通して使い続ける大切な感覚器官です。視力矯正手術を決断する際には、単なる費用や流行に左右されるのではなく、手術技術の完成度と安全性に注目することが重要です。サイドカットは外からは見えにくい要素ですが、手術の質を左右する非常に重要なポイントであり、それによって、より鮮明で安定した視界を得ることができます。SMILE手術をご検討中の方は、このような技術的な違いを正しく理解したうえで、ご自身に合った医療機関と手術方法を選択することが何よりも大切です。