今日は、乳腺外科への診察日でした。
2か月に1度、問診と触診を受けるために受診しています。
半年に1度は、採血し腫瘍マーカー検査、そして1年に1度はCTR検査も受けています。
家族は、手術して完治していると思い込んでいて 「何年も経ってるのに、そんなに病院行かなあかんの?」
って、簡単に言いますが、乳癌にはとても細かいタイプがあり、完治する人とそうでない人がいます。
私は初期に発見されたので、診察時にはリンパにも転移していない非浸潤がんでステージ0だと言われていました。
部分切除または全摘すれば、再発もないとの事だったのですが、ガンが2か所あり、部分切除しても
残った乳房が中途半端な形になるので、全摘することを決めました。
手術後の病理検査の結果、
ホルモン受容体陰性/HER2陽性乳がん と判明しました。
◎抗HER2療法とは、いわゆる分子標的療法で、分子標的治療薬を使う治療です。
がんのタイプによって効果のある薬剤は異なりますが、HER2が増殖に関わるタイプのがんには抗HER2薬(HER2からの「増殖せよ」という指令を防ぐ作用を持ったお薬)が有効です。
◎化学療法とは抗がん剤(がん細胞の増殖に関わる機能にダメージを与えるお薬)を使った治療です。
当時の私は、まだ娘も大学生で、息子もニート。 絶対に働かないといけない状態だったので、自分の体の事よりも
お金の心配をしていました。
化学療法を受けてしまうと、髪の毛が抜けたり吐き気などで体調が悪くなったりして、仕事ができなくなる・・・
そんな心配をして、化学療法(抗がん剤)を受けるのを拒否しました。
先生には、かなり説得されました。
結果、抗がん剤は投与せず、分子標的治療薬((ハーセプチン)のみを1年間にわたって投与しました。
この選択が正しかったのかどうかはわかりませんが、今のところ再発していません。
ただ、いつまで通院しなくてはいけないのかと思うと憂鬱です。