バイク遍歴 (15) V-max '02y full-power。
ZZR1100は非の打ち所のないバイクだった。
あまりにもクセがなく
峠では、タイトコーナーでも片手で走れるほどだった。
もっとも、多少手首を痛くしてしまったが...
ともかく、この時期は画業がたいへん忙しい時期で、
原稿の発送等に乗るくらいしかできずにいた。
アプリリア 1000に乗る後輩が、
たまにショートツーリングに引っ張りだしてくれた。
そこで、たがいのバイクのテイスティング...
アプリリア 1000 は腰高でハンドリングも固い。
切れ角も少なく、下半身のリーンで
曲がるタイプだ。
アクセレーションも渋く、V型ツインにしては
重心がトップブリッジ周辺の高さにあるように感じた。
よく、乗るなこれに...口には出さなかったが、
当の持ち主はZZR1100から降りるなり、
半笑いでこう言った。
「先輩!こんなん乗ってるから下手になるんスよ!」
常識的になかなか聞ける台詞ではない。
鍛えろってことか。
限定解除したときに、狙っておきながら
いまだ手中にしていなかったモンスターがあった。

V-max。
発売当初145psはまさにクレイジーそのものだった。
しかも、カウルを装備しないむき出しの
鋼のかたまりである。
いまだ、その暴力的存在感は異彩を放ち続けている。
幾度も試乗を重ねた。
程度の悪いモノは、よく2速のギアが欠けていた。
左折でフルバンクすると急に失速した個体もあった。
ブレーキングすれば乾燥246kgの車体は
転じてハイサイドをおこす。
アドレなった。開けるしかないのだ。150/90-15という
あり得ないリアタイヤにパワーを与えると
いわゆる、タチの強さがマシンを持ち直してくれる。
Vブーストの開いたときのコイツはさらに無茶だ。
何一つとっても
ライダーにとって安全の保証はない。
マシンに聞いてくれ!
地面すれすれを力任せに飛んでいく大砲の弾だ。
自分は男爵でもなければ、月に行く気も毛頭ない。
通常、街乗り、あるいは峠道などでは
意外に従順でもある。
ハンドリングは実はすこぶる素直だ。
この点はYAMAHAの血筋だなとおもう。

さて、このバイク。毒牙を剥き出しにするとき。
獣になっているのはライダー?それともマシンそのもの?
いまもって答えを知らない...。

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あまりにもクセがなく
峠では、タイトコーナーでも片手で走れるほどだった。
もっとも、多少手首を痛くしてしまったが...
ともかく、この時期は画業がたいへん忙しい時期で、
原稿の発送等に乗るくらいしかできずにいた。
アプリリア 1000に乗る後輩が、
たまにショートツーリングに引っ張りだしてくれた。
そこで、たがいのバイクのテイスティング...
アプリリア 1000 は腰高でハンドリングも固い。
切れ角も少なく、下半身のリーンで
曲がるタイプだ。
アクセレーションも渋く、V型ツインにしては
重心がトップブリッジ周辺の高さにあるように感じた。
よく、乗るなこれに...口には出さなかったが、
当の持ち主はZZR1100から降りるなり、
半笑いでこう言った。
「先輩!こんなん乗ってるから下手になるんスよ!」
常識的になかなか聞ける台詞ではない。
鍛えろってことか。
限定解除したときに、狙っておきながら
いまだ手中にしていなかったモンスターがあった。

V-max。
発売当初145psはまさにクレイジーそのものだった。
しかも、カウルを装備しないむき出しの
鋼のかたまりである。
いまだ、その暴力的存在感は異彩を放ち続けている。
幾度も試乗を重ねた。
程度の悪いモノは、よく2速のギアが欠けていた。
左折でフルバンクすると急に失速した個体もあった。
ブレーキングすれば乾燥246kgの車体は
転じてハイサイドをおこす。
アドレなった。開けるしかないのだ。150/90-15という
あり得ないリアタイヤにパワーを与えると
いわゆる、タチの強さがマシンを持ち直してくれる。
Vブーストの開いたときのコイツはさらに無茶だ。
何一つとっても
ライダーにとって安全の保証はない。
マシンに聞いてくれ!
地面すれすれを力任せに飛んでいく大砲の弾だ。
自分は男爵でもなければ、月に行く気も毛頭ない。
通常、街乗り、あるいは峠道などでは
意外に従順でもある。
ハンドリングは実はすこぶる素直だ。
この点はYAMAHAの血筋だなとおもう。

さて、このバイク。毒牙を剥き出しにするとき。
獣になっているのはライダー?それともマシンそのもの?
いまもって答えを知らない...。

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