バイク遍歴(3) TLR200 前編。 | 軌道エレベーター

バイク遍歴(3) TLR200 前編。

大学1年目のゴールデンウイークに
引き起こした軽トラックとの対面事故で
先代MTX200Rはかすり傷ほども
壊れなかったのだけれど、

わたくし自身は腰骨から脇の下まで
すっぽりとギプスに覆われ、
外科病棟に入院という事態に見舞われてしまいました。

病棟の非常階段から
ぼんやりと階下の道路を眺めていると
夜な夜な楽しそうに
2輪の輩どもが戯れ合いながら走り去っていきます。

「乗りてぇ~!」

後にも先にもこんなに乾いた感覚が襲ってきたことは
人生全般見渡しても
このときに尽きる気が致します。

全治3週間と言い渡されておりましたが
もう、思い当たったら我慢などできません!

愛機は健在のはずですから!
大学の単位履修にかかわるとの理由をつけて、
2週間目には退院いたしました。
残り一週間は自宅療養ということで。

さあ!晴れて乗れるはずのMTX200R!

ところが、事故相手との双方の保険の折半が完了しないあいだは
乗ること叶わないとのコト。

えぇ~?
バスに揺られて小一時間の通学?
もともと、ダイヤ間隔の便が不便という理由で
バイク通学に踏み切ったのに
さらにフラストレーションを
溜め込むのはうんざりである。

当時、存命だった家族に吐露したところ、
以外にも解決策は非常に豪快であった。

必需品なら予備にもう一台持っとけば?

一生の価値観が自分の中で
完璧に形成された気がした。

我が家は決して裕福ではなかったが
必要と思われる物は
妥協してはならないのだ!
入手する努力を怠らなければ解決の道は
そこに続いて行く。

そうと決まれば戦闘開始だ!
予算10万円で中排気量の中古車!
実用に堪えてセカンドバイクとしての
カテゴリーに耐えるもの。

トライアルマシンだろ!
これならマニアックでリセールバリューも
少ないから、(乗り手を選ぶ)
比較的安価だ。

目星に叶うものは
捜しに出たその日、3件目のバイク屋で容易に
見つかった。

TLR200

TLR200である。

まだ胴体にギプスはついたままの
スーパーマリオネーションのような挙動ではあったが、
機械式デコンプレッションのついた
4スト200ccの単気筒エンジンは
どうにかキック数回で
バイブレーションを発した。

車体は保安部品をはずせば
コンペティションに参加できるほど
軽量かつコンパクトだが
もとよりセカンドバイクとして購入する目的だ。

十二分に高品位である。

翌々日には納品手続きを済ませ、いざ出陣!

後編につづく!

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