KAWASAKI KZ1000 エンジン塗装
KAWASAKI KZ1000
塗装の準備ができたエンジンはこんな感じです。
全体にサンドブラストがかかってるので塗る前は真っ白です。
サンブラは表面積を増やすことができるのでエンジンに風が当たった
時の冷却効率を上げることが出来ます、空冷エンジンはシリンダーや
ヘッドのフィンが水冷エンジンに比べて大きいのはその為です。
ここから少しずつバーナーでエンジンを炙って温めて塗料を薄~く
塗っていきます。
まずはエンジンの裏側から塗っていきます。
下側が終わったら、エンジンを起こして上側を塗ります。
どうですか~~綺麗に塗れるでしょ、かなり熟練が必要ですけどね。
でこの状態だとせっかくの削ったステンレスボルトまで塗れちゃって
るので外側ぼボルトは一度はずしてアセトンで塗装をきれいにはが
してからもう一度付け直しします、塗ってから新しいボルトに変え
ればと思うでしょうけど、スタンダードのボルト類はフランジ付きがほと
んどなので、フランジ付きで色を塗ってしまうと塗れない部分が広く
残ってしうので後から削りのキャップにしようとするとキャップボルト
の頭の周りが白く残ってしまってダメなんです。塗装できる面を増やす
為に少し手間ではありますが実際に使う削りのキャップボルトを使い
ます。なので一度塗ってしまったボルトはもう一度外してキャップの頭
をアセトンで拭いてからワッシャーを入れるところは入れて付け直しま
す。そうするとこんな感じに仕上がります。
この仕上げはZでもカタナでも油冷でもなんでも出来ますが、はがれたり
キズがつきやすいので神経質な方はどうかな?って感じです。
しかしそのキズやはがれ具合を味と思って乗ってもらえるなら当時風に
やれていくので本物っぽいですよ。 ちょっと値段は高いですけどね。
エンジンOHの時にやるのが良いと思います、新品みたいになっちゃい
ますよ~~~。
(=⌒▽⌒=)
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