ピュアパープル
ようやく出来上がりました、Kawasaki ZX10R。
この車輌を預かったのは約2ヶ月前・・・これだけ完成が遅れた理由は、これ。
インナーチューブコーティング”ピュアパープル(Ti-Al)”です。
当初は、前後サスペンションの通常OHの予定でしたが、分解チェックした所、
インナーチューブのコーティングに磨耗が見られました。お客様との相談の
結果、コーティングの硬度を上げて、色も変えるという事になりました。
どうです、渋くないですか?
でも、残念な事に、車体に装着するとフォークをフルカバーするFフェンダーの
おかげで、ほとんど見る事が出来ません。( ̄_ ̄ i)
これと同時にトップキャップに、ブラックアルマイトの処理をしました。
これも、中々シブイ。
今回このZX10Rは、スイングアームのロング化も合わせて行いました。
→112)増やして、スイングアーム長(ピボット~アクスル)を約16mm延長し
たんです。スイングアームが長くなる事でリヤが高くなる分(約2mm)は、リヤ
サス長を減らして対応しました。
今日、試乗させて貰ったんですが、合わせたはずのリヤが高く感じフロントは
頼りない動きをしていました。
そこで、まずリヤのプリロードを1,5mm減らしてリヤを下げ、更に少し多いフロ
ントのストロークは、プリロードを3mm増やして対応。その後、減衰も少し調整
して・・・個人的には、良い感じになったと思います。前後の分担荷重が変わる
と、サスペンションもかなり変えないといけないみたいです。
お客様のインプレッションを聞くのが、楽しみです。
では、また。(o^-')b