「自分は一生懸命頑張っているのに、相手が変わってくれない。周りの環境が思うようにならない。」と考えているあなたに、素敵なプレゼントをお贈りします。
それが、「原因自分論」という考え方であります。
相手が変われば、思った通りに事が進むので、そうなればベストですよね。
ですが、現実世界はなかなかそう上手くいきません。
変わってほしい相手ほど、思うように動いてくれないものです。
そもそも、相手を変えることはできません。
変えられるのは自分と自分の未来だけ。
そこで今回ご紹介したいのが、原因自分論 という考え方です。
原因自分論とは、起きた問題に対して「すべての原因は自分にある」 と考えること。
明らかに相手に原因があったとしても、原因が自分にあると捉えることで、状況を客観視できるようになります。
例:
スタッフが働かない➔採用したのは自分
関連業者の仕事が的外れ➔説明したのは自分
友人に裏切られた➔友人を選んだのは自分
原因自分論の反対が、「原因他人論」です。
すべての原因は他人にあると考えること。
簡単に言えば、相手へのグチ、不満です。
例:
スタッフが働かない➔最近のスタッフは仕事をなめている
関連業者の仕事が的外れ➔業者のレベルが低くやる気がない
友人に裏切られた➔友人の人間性に問題がある
グチや悪口を言うと、その時はスッキリします。
また、「相手が悪いと思っている=相手に変わってほしいと期待している」ことと一緒です。
しかし、現実世界は何も解決しません。
”健全な人は、相手を変えようとせず自分が変わる。不健全な人は、相手を操作し、変えようとする。”(心理学者アドラー)
相手を変えるのではなく、「自分自身ができることは何か?」を考えながら、自分を変えていくことが重要だとアドラーは提唱します。
原因自分論で考えられるようになると、問題解決のために自分自身で行動できるようになります。
例:
スタッフが働かない➔採用したのは自分➡だから、伝え方を改善しよう
関連業者の仕事が的外れ➔説明したのは自分➡だから、具体的な説明に改善しよう
友人に裏切られた➔友人を選んだのは自分➡だから、自分の態度を改善しよう
すべての原因は自分にあると捉え、自分の中にある課題を認識することで、アクションプランが明確になります。
原因自分論で考えられるようになると、精神面で大きなメリットがあります。
主体的に問題解決できる
→自己肯定感が高まる
自分の行動の選択肢が増える
→人生の悩みが減る
相手に良い意味で期待しなくなる
→他人にイライラしなくなる
一方で、原因自分論の注意点として、自分が悪いから「諦める、我慢する」という自分を責める考え方にならないようにしましょう。
例:
DVを受けている人
→付き合った自分が悪いので、我慢して耐えよう
ブラック企業に勤めている人
→勤めてる自分が悪いので、諦めて頑張ろう
問題の状況を客観的に認識し、そこから「どう自分の行動を変えていくのか?」を考えるのがポイントです。
原因自分論で考えられるようになると、他人に良い意味で期待しなくなります。
相手に期待はせず、自分の態度だけは変えてみましょう。
行動の選択肢を持っておくことが大切です。
原因自分論で考えれば、自分の行動選択が増えていきます。
原因自分論を実践し、今までよりもっと楽な人生になる方が増えたら嬉しいです。
以上、「原因自分論で人生は好転する」でした。