今回は前回に続いて口腔カンジダ症のお話しです。
口腔カンジダ症のうち、偽膜性カンジダ症は見た目でわかりますが、萎縮性カンジダ症をどのように見分けるかがポイントになります。
●偽膜性カンジタ症
まず、患者さんの免疫力の低下があるかを考えます。
特に、薬剤(ステロイドなど)や健康状態の把握(加齢・糖尿病など)はまず最初に行うべきでしょう。
また、義歯をしている場合はその裏の粘膜が赤くなっているかどうか、これらである程度の疑いを持つことが可能です
●萎縮性カンジダ症
なお、確定診断は培養検査(一週間後に結果)、組織検査(3~4日)、ファンギフローラY(即日)といった検査で可能になります。
診断がつけば、ミコナゾールゲルの塗布やミコナゾール付着錠の貼付を行います。
以上、「口腔カンジダ症の診断方法」のお話しでした。