連休中色々な電車に乗りましたが、その中であることに気が付きました。
それは、「携帯電話の使用禁止マーク」の共通点です。
世間では、断然スマートフォンが一般的(2014年出荷台数予測 ガラケー:スマホ=2:8 MM総研(株)予測)ですが、スマホの形をマークに置き換えるとシンプル過ぎるが為に、何を意味しているのか一目ではわからなくなってしまうのでしょう。
私が見かけた全てのマークが、ガラケーの初期型モデルをデザインしていました。
今となっては懐かしい、飛び出したアンテナがあり、二つ折りではない昔風のガラケーです。
若い方は、このような形の携帯電話の実物を見たことが無いかもしれませんが、それでもこのマークを見れば老若男女誰もが、「ああ、携帯電話をここでは使ってはいけないんだな。」と認識できることでしょう。
おそらく、これらのマークのアンテナ部分を取り除いただけでも、いったい何を示しているのかが分かりづらくなるかと思います。
スマートフォン全盛の今の時代であっても、昔の携帯電話のデザインにした方がハッキリとメッセージが伝わりやすいということから今もこのデザインが使われているのでしょう。
すなわち、実際の普及率や使用者数よりも、分かりやすい事の方が重要視されているということになります
これは、歯科でも大切なことだと思います
例えば、抜髄の治療の流れや埋伏抜歯の流れ等を患者さんに説明する場合も、いかに正確で詳細かより、いかに直観的に治療手順の流れやポイントが患者さんにとって理解しやすいかの方が重要だと考えるとよいかと思います。
以上、「続・なぜ説明不足といわれるのか?」のお話でした。