昨今、フジテレビが韓国寄りのテレビ番組を放送しすぎている件やサブリミナル効果の疑いを持たれる手法で、韓国の正当性（領土・歴史問題など）を謳っているとして、デモ行進や抗議集会等が繰り広げられているようですが、私個人の意見としましてはその事以上に、（株）ソフトバンクと孫社長の最近の言動について注視すべきかと思っています。
実際、当院もインターネットプロバイダーはソフトバンクの系列で有りますヤフーBBを使用しておりますが、顧客情報等を管理するデータセンターを韓国KT社と合弁で立ち上げ、韓国で管理するというのは正直ビックリしました
大昔の日本というのは、元々大陸と繋がっておりましたので、私も含めまして日本人というのは今でいうモンゴルやら中国やら色々な地域のモンゴロイド系の人々が混成した国であり、純粋なる日本人というのはアイヌ民族の方々位のものであり、私自身には人種差別意識も無ければ韓国の方に対する反感等も全く有りません。
ただ、現実に在日外国人の方や在日○世の方はマイノリティー（少数派）である事は認識せねばいけません。
私は、現在愛知県に住んでおりますが以前は沖縄県に住んでおりました。同じ日本では有りますが、沖縄の方は元々琉球国であったものが、日本が自国の領土としその後敗戦でアメリカ領になり、再び日本に戻りといった歴史が有りますので、地元の方は日本人である前に沖縄県人であるという意識とプライドをお持ちでした。
したがって、私の様な本土の人間は時によそ者扱いを受け、時に侮辱的な罵声を浴びせられる事も有りました。しかし、自分はマイノリティーであり自らその事は自覚していますので、愛知県に居る時以上に発する言葉や表現に誤解を招くような事が無いようにと気を使ったものです。
にこにこ
大変な部分も有りましたが、自分が初めて地域のマイノリティーとして生活した事は非常に勉強にもなり、貴重な経験にもなったと考えております。
そこで、ソフトバンクとKTの話に戻るのですが、ＫＴという会社はこれまでに何度も顧客情報の漏えい等の問題を起こしてきた企業であり、業務停止命令まで受けた会社だと認識しています。したがって、当院のインターネットプロバイダーの変更も視野に入れています。まさに、リスクヘッジです。
孫社長は、原発と地震の問題から日本は危ないので、遠くにデータセンターを移したいが北海道でも九州でも駄目だと繰り返しておられます。
では、なぜ沖縄という言葉すら出てこないのでしょうか？事実、沖縄電力は日本で唯一原子力発電を行っていない電力会社であり、地理的にも優位性が高く又平均賃金も東京を１００％とすると６９％と人件費も安く税制面でも優遇されている等の理由でかなり前から日本の大手企業のデータセンターが集まっているという実績があります。
孫社長は日本国内で公共性があり社会的インフラである、インターネット事業や電話事業を行っている会社の社長という立場ですので、外国である韓国に顧客データを持って行くのは、あまり良い選択とは言えません。せめてアメリカ等の自分のプライベートな事とは無関係な所にしないと、誤解をされます。
たとえ孫さんに悪意はなくとも、色々な憶測を呼んでしまいます。実際に、懐疑的な目で見られています。（例：http://johokosa.blog98.fc2.com/blog-entry-398.html ）
又、東日本大震災に対する義援金もそうですが、「個人資産より１００億円と、今後の役員報酬全部寄付します！」と、確かに１００億円は立派だと思います。（ただ約半分位は自分が設立した財団へ寄付の様ですが・・・。
まいっか！）
問題は、後者の「今後の役員報酬全部寄付」です。
日産、ソニーのような雇われ経営者ではなく、創業経営者の場合は事情が違い。大株主でもあり配当収入が報酬以上に巨額になります。ソフトバンクの孫正義社長は報酬1億8000万円に対して、配当は約11億円になっているのです。配当は、当然ガッチリ受け取ります。
ニュースを聞いて、孫さん凄い！今後はタダ働きの覚悟だ！と思った方は残念ながら術中にハマった形です。私も、その様に一瞬勘違いしました。
この発表の仕方も、気をつけないと誤解を招きます。後で事実を知った場合、印象があまり良くありません。
現在は、米国アップル社のiPhoneで業績をあげているソフトバンクですが、auからも販売される事が決まりました。電話回線の繋がりやすさから言って、多くのユーザーがauに流れる可能性が大きいと思われます。これは、同社にとって大ピンチです。
国籍問題や差別問題を含む為、この事は非常にデリケートな問題であり私もこのブログを書くか否か迷いましたが、歯科医院の開業でも同じ事が言えるし気をつけないといけないと思い書かせて頂きました。
なぜなら、私自身も同じ愛知県内では有りますが、名古屋市に住みながら瀬戸市で開業させて頂いているのです。
患者さん（特にずっと地元にお住まいの方）は、院長の出身地や住んでいる場所を想像以上に気にされていますし、私も自分の生まれ育った土地では無い所で事業をさせて頂いているのだという気持ちを常に忘れぬよう、心がけているつもりであります。
歯科医院を開業する場合も、リサーチ結果やテナント・土地等物件の関係上、見ず知らずの土地で開業されている先生も多いかと思いますが、地域に感謝し事業をさせて頂いているという気持ちは忘れてはいけないと思います。