大きい存在
24日になる直前、
もう一年入院していたおばぁちゃんが急変しました。
ここ一、二ヶ月呼吸器?をつけて、まともに自分で呼吸ができていなかったおばあちゃん。
去年の一月にくもまっかで倒れ、救急車で運ばれて
くもまっかは発見が早かったから手術してよくなったものの
それがきっかけで、いろいろ併発して、一年以上ずっと寝たきりで、流動食で生きていました。
この一年、いろんなので、もう危ない。覚悟していた方がいい。
そういわれながらもどうにか超えてきたおばぁちゃんです。
夜中、父から電話があり、
さっき電話が来て、ばあちゃんが危ないって。
と。
正直、今回も大丈夫だろう。
そう思いながらも
その日一日ずっと付きまとってた嫌な予感のせいで不安でしかたなかった。
いつもなら、その時間メールしてる彼氏も、前の日から友達と遊びに行っていて
帰ったらメールするって言ってたから送りにくかった。
待ってるつもりだった。
でも不安でどうしようもなくなって、
とっさに彼氏にメールをした。
同時に送ってたとかビックリなコトが起こったけどwww
彼氏に、おばあちゃんが危ないらしいから病院行ってくる。って伝えて。
本当なら、病院に居る間ケイタイ使ってちゃいけないのに、
不安で、彼氏と繋がっていたかった。
病院で先生の話を聞いて、
もう助かる事はない。
あと2~3日でしょう。
って。
後は死ぬのを待つだけ。
そう言われた気分になった。
いや事実そうなんだよね、
どうしたらいいのかわかんない。
そんな感情でいっぱいのアタシに彼氏が言ってくれた一言がすごい効いた。
その一言で、不安がちょっと飛んだ。
あたしには支えてくれてる人が居て、頼れる人が居たんだ。
ってことを思い出した。
おばぁちゃんが危ない事。
ちゃんと向き合わなきゃいけない事実で、それから逃げようとしてた。
でもちゃんと向き合おうって思えた。
あたしには支えてくれる人が居て、泣ける場所があるから父親を支えなきゃ。
と思えた。
だから、病院に残った。
小さい時から同じ街に住んでいながらあまり関わりもなくて、
思い出の少ないおばあちゃん。
倒れる頃にはボケてアタシのコトわかんなくなってたおばあちゃん。
だからこそかな。
なにも出来ないけど、側に居ようって。
病院に残って、おばあちゃんと2人になる時間があった。
手を握っても、握り返してはこない。
どんなに話しかけても、返事もない。
大きいと思ってたおばあちゃん、でも、やせ細って足なんて片手で回るくらいに細くなってた。
そんなおばあちゃんにずっと手を握って話しかけてた。
嫌いだと思ってたけど、ホントはスキだよって。
あたしにも、大切な人できたよって。
こんなに大きくなったんだよって。
もちろん返事なんてないけど、きっと聞こえてるだろうから。
呼吸器やら、なんやら、管だらけのおばあちゃん。
もう一年がんばったよ。
良くなってまたいつもみたいに憎まれ口叩いて欲しい。
でもね、
もう、、、ダメなんだって。。。。
もう少ししたら二度と会えないんだって。
おばあちゃんがなくなりそうな今。
改めて実感した。
大嫌いだと思ってきたおばあちゃんの存在の大きさ。
あたしをいつも支えてくれて、笑顔にしてくれる彼氏の存在の大きさを。