■木の節
木には『節』があります。
『HABITAの家』はその構造材を『現し』として住宅の
内部に露出するようにしています。
手入れというのも家づくりの楽しみなのです。
節とは木の枝を斬った根元の部分であり、木にとって
枝があるということはいたって自然なものです。
無節に揃えることは、むしろ極めて人工的なことでも
あるのです。
自然のありのままの姿を認めてきた日本人は、時には
むしろ作業的に節を残してきた歴史もあります。
例えば、桂離宮などでは、わざと節有りの材を選んで
意匠にしてきました。
こうした節にもいろいろな種類があります。
生きている木の枝を斬ってできる節を
『生き節』といいます。
『生き節』は生きている木の幹から派生したもので、
養分・水分の流れがあり、中身もつまっています。
『生き節』はデザイン的に木の味わいを出すだけでなく、
材としての強度も増します。
構造材の中央に節があると、上方向からの圧力に対して
節の回りを伝って力が分散していくため、節のないものに
比べ、より強度があるといわれるのです。
一方、『生き節』の反対に『死節』があります。
『死節』は木の成長過程で切り落とされ、細胞分裂を
通して木のなかに隠れてしまった節です。
同じように死節を意匠として考えても良いのですが、
気になる場合にはくり抜き、そこに『埋め木』の処理を
する場合もあります。
自然素材の床材と塗り壁で家を建てる
ブライトホームあさひ『HABITAの家』
『HABITAの家』はその構造材を『現し』として住宅の
内部に露出するようにしています。
手入れというのも家づくりの楽しみなのです。
節とは木の枝を斬った根元の部分であり、木にとって
枝があるということはいたって自然なものです。
無節に揃えることは、むしろ極めて人工的なことでも
あるのです。
自然のありのままの姿を認めてきた日本人は、時には
むしろ作業的に節を残してきた歴史もあります。
例えば、桂離宮などでは、わざと節有りの材を選んで
意匠にしてきました。
こうした節にもいろいろな種類があります。
生きている木の枝を斬ってできる節を
『生き節』といいます。
『生き節』は生きている木の幹から派生したもので、
養分・水分の流れがあり、中身もつまっています。
『生き節』はデザイン的に木の味わいを出すだけでなく、
材としての強度も増します。
構造材の中央に節があると、上方向からの圧力に対して
節の回りを伝って力が分散していくため、節のないものに
比べ、より強度があるといわれるのです。
一方、『生き節』の反対に『死節』があります。
『死節』は木の成長過程で切り落とされ、細胞分裂を
通して木のなかに隠れてしまった節です。
同じように死節を意匠として考えても良いのですが、
気になる場合にはくり抜き、そこに『埋め木』の処理を
する場合もあります。
自然素材の床材と塗り壁で家を建てる
ブライトホームあさひ『HABITAの家』