最近、この人の本ばかり読んでいる気がします。![]()
北海道には観光で一度行っただけですが、
どの本も、「北海道」が色濃く出ていて、
行ってみたくなります。
その寒さが強調されるようで、
決して良いようには書いていませんが・・・。![]()
さて、「ラブレス」
新聞の書評などで、
何度も高評価だったのを見て、
読みたかった本です。
なんというか、
やっぱり好きです。![]()
生まれた境遇が幸福とは言えず、
時代に翻弄される女性たちがたくさん出てきます。
主人公らしき女性は、
自分のせいではない、
親や夫の借金のために
ただ同然で働かされたりします。![]()
つらいことが次から次へと起こりますが、
時に夢を見て、
時に夢に破れて、
ふらりふらりと思うまま生きています。
最後は生活保護を受けて、
ひっそり死へ向かいます。
いわゆる「勝ち組」「負け組」で分けるなら
明らかに負け組です。
でも、とても幸せなようにも思えます。
「どこへ向かうも風のなすまま。
からりと明るく次の場所へ向かい、
あっさりと昨日を捨てる。
捨てた昨日を惜しんだりしない。」
幸せとは、全てその人自身の感じ方次第
ということでしょうか
当然、そうあるべきですが、
「人並みの幸せ」を求めてしまう
弱い自分も現実です。![]()
・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
桜木紫乃の本には、
それでも、
冷めた目で現実を受け入れて、
「それはそれで仕方ない」
と割り切って生きていく人達がいつもいます。
別に心温まるわけでもなく、
壮大な事件があるわけでもありませんが、
時代に翻弄される登場人物が切なく、
どこか魅力的で、
いつも一気読みしてしまいます。
まだ読んでいないのが数冊あるようなので、
読んでみたいと思います。![]()