「三年前の話なんですがね。
○○無線ってありますよね。
雨の夜、
新橋から乗せたお客さんが目的地に着いて
タクシー代を払おうとしたら
ちょうど100円足りなかったんですって、持ち合わせが。
それで、お客さんは近くのコンビでおろしてくるって
言ったらしいんですが、
運転手が、
大丈夫ですよお客さん。これで結構です。気にしないでください。
って答えたそうです。
すると、それじゃあ悪いからって言って、
封筒から宝くじの束を出し1枚抜いて、
渡したそうです。
そしたらその1枚が、
サマージャンボ1等の前後賞で、
なんと五千万円が当たったんですって。
お客さん。
すごい話でしょう。」
「へぇーっ。ほんとにすごい話ですねぇ。
それで、その後・・あっ、ここで降ります。」
今日の午後、
渋谷から乗ったタクシーの中で、運転手さんから聞いた話だ。
すぐに目的地に着いてしまったので、
聞きたい事がいくつかあったが、聞けず残念。
気になるのは、
その後の○○無線の運転手さんだ。
返そうと思っても、宝くじをくれた人は見つからないだろうから、
五千万円は有り難くいただいたのか。
それとも、
あらゆる手段を使って、探したのか。
一方の、
渡した人は、1等(1億円)が当たったのかも気になってしまう。
もし、束の一番端の1枚を渡していれば、確率は半分(?)。
もし、バラで買っていたら。。。
うーん。気になる。
レシートがあるから、
今日乗ったタクシーの運転手さんを探して、
その後の話を聞きにいく手もあるが・・・。
ここは勝手に、
○○無線の運転手さんの性格とその後を想像してみることに。
運転手さんの性格は、
いつもお客様に対する心使いを認識している人だろう。
だから、
お客様が、雨に濡れてまでもコンビニへ行く必要はないと判断。
そして、
お客様にたいして気持ちよく100円はいらない事を伝えたと思う。
その伝え方が、あまりにも気持ちよかったから、
思わず、
宝くじを1枚渡したのだろう。
そして、○○無線の運転手は、
毎年、施設にランドセルを贈るようになった。
じゃんじゃん。