というわけで、
久々の読書日記であります。
今回取り上げるのが…
1990年代にベストセラーとして大ヒットした小説、
「紺碧の艦隊」であります。
- 紺碧の艦隊〈1〉運命の開戦・帝都初空襲 (徳間文庫)/荒巻 義雄
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紺碧の艦隊は、コミックなら持っているんですがねえ。
原作を読むのは始めてなんだよなあ~
当時、高校生だった俺は、「紺碧~」よりも「要塞」シリーズにハマっていて…
「紺碧~」を読もうとしたときには、すでにOVA版のアニメやコミック版が出ていたので、
そっちを見るようになってしまって…
結局原作を読まないまま現在に至るという、そんな感じです。
実をいうと、義父も紺碧シリーズを所有していまして、
それに加えて、南砺市の福野図書館にも何故か蔵書として現存しているので、
今までいくらでも見る機会があったわけです。
が、何故か食指が動かず…
なんでか知らないけれど、今になって読みたくなってしまいました。
それはそうと…
今はようやく10巻目に突入しました。
で、今まで読んできた中で思ったのが…
やはりというか、
本当に内容が濃いという事ですね。
単なる戦争シュミレーションに留まらないところが凄い!
マハンやハウスフォーファーに代表される戦略論はもちろん、経済学やら社会学など、
それこそ哲学的です。
確かに難解であり、胸わき踊る戦闘場面に比べれば、それこそ退屈極まりないわけで…
作中に出てくる経済学の学者の名前を覚えるだけでも一苦労(汗)
フェビアン云々言われても分かる訳ねえよっ(苦笑)
正直、「拾い読み」状態になってしまうこともしばしばです。
でも、それこそが、単に勝つためだけの戦争シュミレーションと一線を画すわけで、
荒巻文学のリアリティーだと思う。重みとでも言おうか。
で、荒巻氏が作中で言っているのが…
日本マスメディアの稚拙さ。
紺碧シリーズの主人公の一人、大高弥三郎(後世世界の日本首相)のセリフだが…
これが見事というか不幸というか…
現代のマスコミに当てはまってしまうんじゃないかと感じてしまいます。
特に、最近の偏向報道は目に余ります。日本人として情けない限りだ。
まあ、それは次回の記事で書きたいと思ってますが…
とにかく、
そういう難解な部分はあるものの、全体的に考えればとても面白い小説だと思います。
大高首相の政策が、まさに正鵠を得ていて…
今の日本にもこういう政策が必要なんではないかと思ってしまいました。
もし気になる方がいましたら…
靖国問題、歴史問題、領土問題で揺れる今こそ読み返してみては如何かと思います。