こんばんはぁ、門倉と申します。
meは、今、塩野七生さんの大作『ローマ人の物語』を読みふけってます。
文庫版で全43巻にもなるのですが、出来事を中心に話が展開される歴史書と違って、各時代のローマ皇帝の行動を中心に話が展開されているので、飽きることなく、読み進んでいけます。
まだ途中ですが、これまで読んだところで、meが、とくに興味を持ったローマ皇帝はヘラガバルス(在位、紀元218年~235年)という皇帝です。
わずか18歳で暗殺された少年皇帝なのですが、非常に退廃的で破壊と享楽の短い人生を生きた暴君です。
ローレンス・アルマ=タデマの『ヘラガバルスの薔薇』という絵(1888年)が私のイメージしていたヘラガバルス像とぴったりなんです。
この絵は狂気にかられたヘラガバルスが宴会に招いた客の上に天井から一気に大量の薔薇の花を落として窒息死させてしまったというエピソードをもとに描かれています。
澁澤龍彦の『デカダン少年皇帝』もヘラガバルスの話ですよね。
では、meは、先を読み進めます。
ちなみに、ヘラガバルスの話が出てくるのは文庫版の32巻です。
- ローマ人の物語〈32〉迷走する帝国〈上〉 (新潮文庫 し 12-82)/新潮社
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じゃあの ぐんない
BRICs経済研究所 代表 門倉貴史