今までの足の不調の原因として
偽性アルドステロン症だったのかも疑惑
甘草1.5g/日でも偽性アルドステロン症は起こりえます
スーパーのバイトをしている時も、このサイトを参考にすると
甘草を過剰摂取していたし、風邪が重なると、更に過剰摂取だった。
今更ですが、分かって良かった
最近も、体力が落ちている上に
飲み合わせが悪く、いろいろと大変でした💦
このサイトから、まるまるシェアさせていただきます
甘草の過量摂取に伴う『偽性アルドステロン症』は医師国家試験でもよく問われる有名な副作用なのですが、実際の診療では、様々な漢方薬にきわめて高頻度に甘草が含まれるため、意識しないと甘草の1日摂取量が危険量を超えることがありえます。(医療用漢方製剤148品目のなかで、甘草を含有しているものは109処方あります!
漢方製剤に含まれるカンゾウの1日量は1.0~8.0gですが、1日トータルで甘草を2.5 g以上摂取することは、低カリウム血症のある患者には禁忌となっています。 )
偽性アルドステロン症
甘草に含まれるグリチルリチン酸が原因となり、高血圧、低カリウム血症(→代謝性アルカローシス)を引き起こします。
自覚症状では、四肢脱力、ふらつき、歩行困難、筋肉痛、頭重感、吐き気、などあります。
原因になりうる薬剤を内服して3ヶ月以内に起こることが40%ですが、長期使用していて突然症状が出現することもありえます。
発症率に関しては1日当たりの甘草摂取量
1gで1.0%、2gで1.7%、 4gで3.3% 、6gで11.1%
との報告があります。
実際にありうる例ですが、
女性の更年期障害or月経前の不調に対し『加味逍遙散』を継続内服していた方が、風邪をひいた際に、『葛根湯』と『小青竜湯』を内服した。
→加味逍遙散(1日内服量にて甘草1.5〜2g含む) + 葛根湯(甘草2g/日) + 小青竜湯(甘草3g/日)
→1日の甘草の内服量は6.5〜7gとなり、偽性アルドステロン症の発生率は11%以上の高リスクになります!!
痩せ型、高齢、高血圧薬を内服している患者さんに、抑肝散(甘草1.5g/日)
→低カリウム血症の傾向のある方には、甘草1.5g/日でも偽性アルドステロン症は起こりえます。
甘草(カンゾウ):表と裏の顔を持つ漢方界のドン
最低限これだけは覚えておきたい!漢方薬の副作用から。