逝く | BREMEN Elyのオフィシャルブログ

逝く

清志郎さんが亡くなった


私はそのことがどれだけのことなのかよく分からない


正直言って

悲しいではないのだ


空しい

ごちゃごちゃっと虚しい


「ラプソディー」をはじめて聞いた時、なんて一つのライヴに対して、特にライヴの始まりに対して、お客さんへのありがとうとその喜びを大事にじっくり伝える人なんだろうと思った。

坂本教授とのテレビであれほど自由をみせつけた歌は、リアルタイムから何十年も経ってから見たけど笑っちゃうほど頭に残った。


でもそれがもう見れませんと言われても、見たことすらない私はなんだかピンとこない。

今は亡き偉大なスター、Eliot smithやJanis Joplinがそうであるように。


小さい時におばあが亡くなった感覚とよく似ている


おばあがいなくなったことへのショックより、母さん達きょうだいが今まで見たことないくらいにおんおん泣いていて
「やだ、やめて、そんなに悲しく泣かないで」
と思って泣いたあの感覚。


そんな風に私の大好きな、尊敬する人達が悲しんでいることが反射板みたいになって悲しい。


それほどまでに人から人へと受け継がれて、忘れ去られることのない傷を与えた清志郎さん。




いつかはその間接的な悲しみが直接の悲しみになる


そして自分や自分と同じ様に思える人間がその台に立つ


その時はどうなっているんだろう


どうなっていて欲しいんだろう



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