FIREではなくてFIRLだった事にいまさら気づいた件 | breezywaveのブログ

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50代からの新しいリタイア戦略!FIREより現実的な「FIRL」と「ブリッジFIRL」とは?

近年、メディアやSNSでよく目にする「FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的自立と早期リタイア)」。

 

憧れる人は多いものの、日本で実際にFIREを達成し、その後も安定して維持できている人は決して多くありません。

 

数千万円から1億円以上の資産が必要になるケースも多く、30代・40代でリタイアすると、「資産は本当に一生持つのだろうか」という不安を抱え続けることになります。

 

そこで50代以降の現実的なリタイア戦略として注目したいのが、「FIRL(ファール)」という考え方です。

今回は、このFIRLの概念と、さらに実践的な「ブリッジFIRL」という戦略について紹介します。

 

↓58歳のとき3,800万でFIREというコメントもありました。その試算には信憑性ありと思います。

 

結果論ですが、わたしの場合はしようと思えば55歳で5,000万FIREできました。

 


FIREの対義語?「FIRL(ファール)」とは

FIRLとは、

 

Financial Independence, Retire Late

 

の略称です。

 

経済的自立(FI)を達成できる資産を持ちながらも、あえてリタイア時期を遅らせるライフスタイルを意味します。

 

実はこの言葉は、どこかの研究機関が提唱したものではありません。

アメリカの巨大掲示板Redditなどの投資コミュニティで、

  • 「極端な節約をしてまで早く辞めたくない」
  • 「資産はあるがギリギリではリタイアしたくない」

といった個人投資家たちの声から自然発生的に広まったネットスラングです。

発音は英語の「Girl」と同じ規則で「ファール」や「フェアル」と読む人が多く、「エフ・アイ・アール・エル」とアルファベット読みされることもあります。

 


FIREとFIRLの違い

項目 FIRE FIRL
リタイア時期 30〜40代中心 55〜65歳中心
必要資産 非常に大きい 比較的少ない
年金まで 20〜30年以上 0〜10年程度
最大リスク 資産寿命 健康リスクが中心
心理状態 将来への不安が残る ゴールが見えて安心

 

最大の違いは、「ゴールまでの距離」です。

 

FIREでは年金受給まで何十年もありますが、50代後半なら年金受給開始まであと数年

その差は心理的にも資金計画上も非常に大きな意味を持ちます。

 


50代後半からの最強プラン「FIRL」と「ブリッジFIRL」

例えば57歳でFI(経済的自立)の目処が立ったとします。

そこで慌てて完全リタイアするのではなく、次の2段階で考えると非常に合理的です。

第1フェーズ:55歳〜60歳は「FIRL」

生活できる資産を持ちながらも、一般的な退職年齢である60歳頃までは働き続ける期間です。

「いつでも辞められる」という安心感があるため、仕事のストレスは大きく軽減されます。

とはいえ、安心感<仕事のストレスの方が多いかもしれません。

 

さらに、この期間に早期退職金を利用してリタイアすれば、リタイア後の生活をより盤石にするためのボーナスタイムになります。

 


第2フェーズ:60歳〜65歳は「ブリッジFIRL」

60歳で退職し、公的年金が始まる65歳までを橋渡しする期間です。

 

なお、「ブリッジFIRL」は一般的な用語ではなく、本記事で便宜的に用いている呼称です。

 

ファイナンシャルプランニングで使われる「ブリッジ資金」の考え方を、50代以降のリタイア戦略に応用しています。

 

30代でのFIREのように「資産が一生持つだろうか」と心配する必要はありません。

 

65歳の年金受給という確かなゴール(対岸)が見えているため、その距離を測りながら計画的に資産を取り崩していけばよいのです。

 

もちろん、完全に仕事をやめてもかまいません。

そもそも昔は、国民年金は60歳から支給されていたのですから、リタイア年齢として計画していた人も多いでしょう。

 

一方で、健康維持や社会とのつながりを目的に、週2〜3日だけ気楽に働く「バリスタFIRE」のようなライフスタイルも十分選択できます。

サラリーマンであれば、週3勤務で給与が半額となる再雇用制度などが利用できる会社もあります。

 

自由度の高さこそ、この期間の大きな魅力です。

 


まとめ:ゴールが見えているからこその安心感

FIREは、「できるだけ早く仕事を辞める」ことを目指す考え方です。

 

一方、FIRLは、「安心して辞められるタイミングまで待つ」という考え方です。

私は、50代以降のリタイアでは、スピードよりも安心感のほうが重要だと考えています。

 

年金という確かなゴールが見えている年代だからこそ、「FIRL」、そして年金受給までをつなぐ「ブリッジFIRL」は、日本人にとって非常に相性の良いリタイア戦略ではないでしょうか。

 

ギリギリの資金で対岸の見えない海へ飛び込むのではなく、しっかりとした資産という橋を、自分のペースで渡っていく。

それこそが、大人のための現実的で安心できるリタイアメントプランなのだと思います。