【FIRE5年目の気づき】資産を取り崩すはずが2年後には再び積み上げる人生が始まる
「FIREをしたら、資産は減っていくもの。」
私もそう考えていました。
先入観は怖いものです。
情報収集のつもりがネットのニュースなどで知らずとすりれこまれていました。
FIRE前に立てた計画では、年金受給までの約7年間は金融資産を取り崩す。
その後は公的年金と企業年金で生活するというシナリオでした。
そして今、FIRE生活は5年目を迎えています。
残る2年で国民年金の受給が始まります。
ですが、この5年間を振り返ると、当初描いていた未来とは少し違う景色が見えてきました。
FIREは一生ではなく7年間の橋
FIREというと、「資産だけで一生暮らす」というイメージがあります。
しかし、日本では60代でリタイアする場合、公的年金という大きな支えがあります。
FIREから、FIRにバトンタッチするのです。
公的年金に限らず高配当株などもフロー資産として支えになります。
成長株でなく高配当株を選ぶ人は無意識にフロー資産を好んでいるかもしれません。
私にとってFIREは、一生続く生活ではありません。
年金受給までの7年間を資産でつなぐ、「橋渡し」の期間です。
つまり、
- 現役時代:給与が生活を支える
- FIRE(7年間):資産が生活を支える
- 年金受給後:年金が生活を支える
というバトンリレーだったのです。
5年間を振り返ると資産はさほど減らなかった
FIRE前は、毎年資産を取り崩していくことを想定していました。
しかしFIREと同時に自由時間ができたおかげで真剣に資産運用を開始しました。
そして実際には、企業年金や配当収入などが生活費を支えてくれたため、資産を大きく取り崩す場面はほとんどありませんでした。
旅行や住宅設備の更新など、人生を豊かにするための支出にはもちろん資産を使いました。
しかし、「生活費を賄うために資産を切り崩す」という状況にはなりませんでした。
円では増え、ドルでは減った
この5年間で注意が必要になったのは、資産の見え方です。
円建てでは資産評価額は増えました。
一方で、ドル建てでは評価額は減っています。
これは運用の失敗ではなく、主に円高など為替変動による影響です。
オルカン一本足打法では、円建ての評価だけ見ることになり為替は気にしなくなるリスクがあります。
日本で生活する私にとって、本当に重要なのはドル建ての資産額ではありません。
円で必要な生活費を無理なく確保できているかどうかです。
しかし、資産をきびしめに評価するとドル建てで評価して実質購買力として見ています。
住宅設備更新や家電の更新などの価格は年々上がっているからです。
私の場合は実質購買力という視点では資産は減っています。
あと2年で新しいステージへ
現在、国民年金の受給開始まであと2年です。
つ年金が加われば、生活費を国民年金と企業年金でほぼ賄える見込みです。
図らずもFIREした年と同じくらいの実質購買力に戻る見込みです。
つまり本当の意味で、FIRとなるわけです。
そうなれば、これまで生活費の予備として持っていた現金はそのままでよいです。
わずかの余剰資金は投資信託などへ再度積み立てていくことができます。
また、孫ができたら孫の「こどもNISA」として相続することもできます。
つまり、FIREの最後の2年間を経て、
「資産を取り崩す人生」から「資産を再び積み上げる人生」へとして再出発。
そんな新しいステージが始まろうとしています。
FIRE5年目で思うこと
FIRE生活も5年目となり、残りはあと2年です。
振り返ってみると、FIREの本質は「資産額」ではありませんでした。
本当に重要だったのは、
- 安定した(年金という)キャッシュフロー
- 必要十分な生活費
- 将来への安心感
- 自由に使える時間
この4つのバランスです。
私は当初、「FIREとは資産を取り崩す生活」だと思っていました。
しかし今は違います。
FIREは、現役生活から年金生活へ移るための7年間の橋。
ブリッジFIRE
だったのです。
そして、その橋を渡り終えた先には。。
フロー資産(年金)を土台にしながら再び資産を積み上げる、新しい資産運用が待っています。
FIREは終着点ではない。
人生の次のステージへ向かう通過点だった。
FIREを目指す人の多くの人はFIREしないのではなくできないように見えます。
理由は資産を増やすことに夢中だからです。
また自身がフローを生み出す資産としての可能性を捨てられないのもあるでしょう。
ポイントは自由を手に入れると同時に自由を維持することです。
これ、気づいてない人、結構多いと思います。



