ライフイベントとキャッシュフロー表
老後設計をするうえで、
ざっくりとしたキャッシュフロー表はすでに作ってあった。
しかしそれは――
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税金計算なし
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社会保険料も概算
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「老後」というあいまいワード
いわば雰囲気設計図だった。
■ 「老後」を分解する
まずやったことは、
“老後”という言葉をやめることだった。
私の定義
| 区分 | 年齢 | 状態イメージ |
|---|---|---|
| 老前 | ~65歳 | スポーツ問題なし |
| 老中 | 65~70歳 | 旅行問題なし |
| 老後 | 75歳~ | 行動制限あり |
ただしこれはミニマム想定。
+5年延ばす前提で設計する。
なぜなら、
人生は「平均」ではなく「最大」に備えるから。
■ 時系列で考えると世界が変わる
「老後いくら必要か?」という問いは雑すぎる。
本質は、
何歳に、いくら、どう動くか?
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60歳:退職金
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65歳:年金開始
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70歳:医療費増加?
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75歳:生活スタイル変化
イベントを年齢で固定すると、
キャッシュフローは動き始める。
■ 金融庁のツールで全体像をつかむ
まずは全体像。
金融庁 の
ライフプランシミュレーターは
「感覚」をつかむには悪くない。
完璧ではないが、
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年収
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貯蓄
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運用利回り
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退職年齢
を入れるだけで、
資産残高の推移が見える。
まずはざっくり把握。
■ 本気で作るならキャッシュフロー表
本格的に作るなら、
日本FP協会
のキャッシュフロー表(Excel)。
これが非常に優秀。
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年齢ごとに収入
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支出
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イベント費用
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残高推移
を一覧管理できる。
FPに依頼すると3万円以上かかるらしい。
だがExcelなら無料。
そして何より、
自分で作るから意味がある。
■ 2018年、設計開始
キャッシュフロー表づくりは
2018年にスタートした。
そこから毎年アップデート。
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実績反映
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税率修正
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社会保険料修正
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投資利回り現実値へ修正
やってみるとわかる。
未来は怖くなくなる。
■ 税金を入れると現実になる
最初の表には税金がなかった。
しかし実際は、
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所得税
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住民税
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社会保険料
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退職所得課税
これらが大きく効いてくる。
税を入れた瞬間、
キャッシュフローは一気にリアルになる。
そして初めて、
iDeCoをいつ受け取るか
年金をいつ繰下げるか
退職金をどう使うか
が戦略になる。
■ キャッシュフロー表は人生の地図
多くの人は
「いくら必要か?」と聞く。
しかし本当に必要なのは、
「どの山を、どう登って、どう下りるか」
の設計図。
キャッシュフロー表は
単なる数字表ではない。
それは、
人生の時間軸を可視化するツール。
