連日の猛暑に熱中症の報道が相次いでいる。

 

私は暑さが苦手になった。ここ数年、特に駄目になった。

さらに、暑さだけでなく寒さにも弱い。

原因は原発性アルドステロン症

 

 

 

2002年の冬、布団の中で体が痺れはじめた。

血行が悪いのかと思ったが、だんだんと顔まで痺れはじめた。

あれっ?目がまわる。

 

「やばい!これが脳梗塞か?」

 

家内に救急車を呼んでもらう。

救急車の中では、血圧は220・・・心拍120・・・寒くて震えが止まらない・・・終わったと思った。

 

救急病院へ。

 

ストレッチャーで運ばれ、医師の指示で採血・・問診と触診。

身体がガタガタを震えたのと顔がゾワゾワしてこわばった。”早く治療してくれ!”そう思った。

 

 

しばらくして、「血圧が上がっただけだね。薬を飲んで。それで大丈夫。」

医師からは薬1錠を飲む様に指示された。

採血の結果を見ながら、「生活習慣見直さないと血管詰まるよ!」と言って医師は消えた。

 

「えっ?めまいが止まらないよ?脳のCT撮らないの?すでに血管詰まったんだって!」口が窄まって喋れない。

 

30分後に看護師が血圧を測って家に帰された。

 

 

以後、体調が悪くなった。

原因不明。強いて言えば”高血圧”と”高脂血症”と診断されるだけ。

 

どれだけ降圧剤を服用しても血圧は、良くて上が140、ちょっと動けば170〜180。下は80を切らない。

背中の筋肉がいつも緊張している。

 

内科では、降圧剤だけでなく抗不安剤も処方された。

その後、パニック障害とうつ病として心療内科にも通う事になった。

 

なんとか良くなろうと、整体、鍼灸、漢方、西洋漢方、波動水・・・サプリメント、半身浴・・・色々試した。

ウォーキング、腹式呼吸、玉葱の皮、黒酢、生姜紅茶・・・なんでも試したが、今一つ結果が出ない。

 

10年以上、何をしても首、背中、腰が強く緊張していて不快の毎日だった。

さらに寒さ暑さが加わると、めまいが起こる。

その他に自覚できる事は、よく足が浮腫む事と、ラーメンを食べている時に口が尖って顔が痺れることだった。

 

”自律神経の失調”  そう判断されていた。

 

 

3年くらい前、通院していた総合病院から”かかりつけ医”を勧められて、何気なく尋ねた”町医者”で

早速、高血圧の原因を”睡眠時無呼吸症”と検査・診断でCPAP治療が始まる。

 

朝の血圧が安定してきた。何より日中の眠気がなくなった。

 

「んっ?昼夜の睡眠の乱れは自律神経失調症ではなかった??」そう感じてきた。

 

 

それでも昼間の血圧はまだ高い。加えて”全身が筋肉痛”に襲われることがしばしば起こった。

 

この”全身筋肉痛”、いつ起こるかわからない。

ひどい時は階段が登れなくなったり、膝を曲げたときに後方にひっくり返ったりした。

 

「なんだろう?」はじめの頃は寝ているときに身体が緊張して筋肉痛を起こしているのだと思っていたが、

2日もすると治ってしまうので、さほど気にしていなかった。

 

 

私の”かかりつけ医の先生”、おそらく?多分?いや、絶対に名医です。

 

2年前のある日の診断で、足のむくみをみてから「採血させて。」と言われた。

数日後にまた”全身筋肉痛”が起こり、階段が上がれなくなった。

この時は何か違和感を感じて病院に行った。

 

 

先日の血液検査の結果、低カリウム血症が見つかった。て言うか、先生は予想していた様だった。

 

3ヶ月かけて大学病院で検査をした結果、「原発性アルドステロン症」と診断されました。