またコンクリートのことを書きます。
今日は「スランプ」です。
私じゃないです。コンクリートの「スランプ」です。
固まる前のコンクリートを生コンって言いますけど、スランプは生コンの出来の良し悪しを決める重要な数値の事です。
建築工事では、18cmが最もポピュラーな値で、土木工事になると8cmとかになります。
数値を言われてもピンとこないですよね。
少し解説をします。
生コンの「スランプ」もスポーツ選手などが使う「スランプ」と同じで、”落ち込み”って意味です。
高さが30cmの型に生コンを詰めて、型を外すと『シャっ』っていうか、『スンっ』っていうか、プッチンプリンみたいに潰れたような形になります。
この時に、何cm落ち込んだかがスランプの数値です。
スランプの大きい(柔らかい)小さい(硬い)はどちらもメリットとデメリットがあり、試行錯誤が必要になります。
18cmは8cmより柔らかいと言うことで、鉄筋や配管があっても隙間なく充填できますが、練り混ぜる”水”が多くなってしまうとひび割れが発生しやすくなります。
反対に硬い(スランプの小さい)コンクリートは、練り混ぜる”水”が少なく出来るのでひび割れにくいコンクリートになります。お値段も割安にできます。が、流れが悪いので、細かいところには向きません。
コンクリートを注文する際は、強度と、工事に合わせてた 硬過ぎず、柔らか過ぎず のスランプを指定することになります。
「コンクリートの配合は?」
「24の18の20Nです。」 ※24ー18ー20N と表記します。
なんて、会話を私達はしますが、24は強度。18はスランプ。20は砂利の大きさ。Nはセメントの種類です。・・・参考までに。
唐突ですが、、、私はコンクリートが好きなんです。
住宅の基礎でも、マンションなどの鉄筋コンクリートの建物でも、隙間なく密実に打ち込まれたコンクリートって綺麗なんだよな〜って思います。
迫力っていうか「本物」って感じで嬉しくなってしまうことがあります。
伝わりにくいかもしれませんが、気持ちいいコンクリートに出逢う事が時々あるんです。
そう、時々です。時々・・・・。
その時々を増やしたくて、、、、精魂込めて仕事しよう!って思います。
またまた少し宣伝です。
コンクリートのこと、なんでもご相談ください。