こんばんは~流れ星

それでは木村先生の質問タイムをご紹介したいと思います照れ

 

Q.不登校や引きこもりの我が子。 やる気がなかったり、反抗的だったり、そういう子どもに親や家族はどう接したらいいのでしょうか?
親や家族だからこそ 余計に感情でぶつかってしまうこともあるから、どんな気持ちでいたらいいのでしょうか?  (40代女性)

じょうろじょうろじょうろ じょうろじょうろじょうろ じょうろじょうろじょうろ

A.今、一番困っていてしんどいのは子どもです。
時間が経てば経つほど、かたくなに引きこもってしまい、
家族の気持ちに相反して反抗的な態度をとったりすると、
普段優しく接しようという思いはどこかに行ってしまい、
怒鳴ってしまう自分を責めておられるのではないでしょうか。

 

子どもの今しか見ていないと親は不安になり、
ますますなんとかしなければと焦ると思うのですが、
子どもには子どもの思いがあり、

それを上手く言えないで困ってしまっているのだと思います。
そんなときは、子どもを変える前に親が変わってみることです。

 

子どもの今を見ないで、子どもの未来を一緒に見てみませんか。

学校に行かないのは悪いことではありません。行けるなら行きたいはずです。


自分が自分でいると行けない空気を感じているから行かないのです。
周りを見ないで、子どもだけを見てみたら、(こんなにしんどいんやな)と、
子どものしんどさが見えてきます。

 

大空の九年間で子どもが教えてくれたこと、それは、
学校に行けなくなっている子どもは悪くないということです。
その子の周りが変わればいけるのです。

 

いろんなことを感じておられるでしょうが、親の自分がちょっと変わる。
(この子が今困っている。私はなんでも支えるよ)

そんな空気を家の中でつくってみてください。

 

家がありのままの自分で居られる安心する場になれば、

どうしたいかをつぶやき始めると思います。

学校には、周りの子どもを育ててもらい、いつでもその気になったときに学校に行けば
自然に受け止めることができる、そんな周りの子どもたちにしておいてもらうことです。

きっと、自分の意思で選択しようとする時がきます。
そのときに、100パーセント背中を押してやることです。
自分が決める。
決めたことを周りの大人が全身でサポートする。
こんな時が必ずきます。

Q.小学校の教諭をしています。
私の学級にも支援を要する子どもがいて、日々、悩みながら接しています。
その子のためと思って関わり方をいろいろと試したり、
学年全体で見ていくよう話を取り組んだりしているところです。

前年度はこのようなことがなく、今年度途中からそのような支援が必要となり、
自分の責任を感じています。

本編にもでてきた若い男性教諭も悩んでおられたと思うのですが、

どのような声を教諭に対しかけておられましたか。
自分のこととして受け止めたく、よろしくお願い致します。  (20代男性)

じょうろじょうろじょうろ じょうろじょうろじょうろ じょうろじょうろじょうろ

A.「自分の責任で子どもが落ち着かなくなった」
そんなふうに考える先生の責任などということはありませんよ。

子どもが暴れたり、飛び出したり先生の言うことを聞かないことの原因は、
先生がどれだけ考えてもわかるものではありません。

分かったつもりになるのが 一番子どもが困ることにつながります。
その子に教えてもらうしかないのです。

どうしてなんだろうということをその子の周りの子どもたちとともに、
その子のことをわかろうとする空気が、一番その子は落ち着くものです。

 

先生たちには、一人で仕事はできないよ。
自分が上手くやれないときには、

必ず、周りの大人の力を活用しようと常に、言っていました。

先生がどう頑張るかではなく、子どもが安心してそこで学べている事実を
みんなでいかにつくるかをみんなで大切にしていました。

 

子どもが一番困っているはずです。
子どもに学ぶ自分になろうと思えば、

ふっと、楽になってその子が違うところから見えてきますよ。

Q.大空小学校が公教育であるということに大きな意義を感じています。
一方で、富山のような「公」(ある種の強大な規模となりがち)の占める位置づけが大きな場所(土地)で、同じような対応はできるのだろうか(特に大規模学校の場合)という思いもあります。
今日(22日)は、現場の先生方もたくさん来ておられると思いますので、是非、木村先生のお考えをお聞かせください。  (40代女性)

じょうろじょうろじょうろ じょうろじょうろじょうろ じょうろじょうろじょうろ

A.大規模は大規模で、それだけ子どもの周りの大人がたくさんいます。
大きい小さいが問題ではなく、一人の大人がどう動くかです。

ぽってりフラワー


Q.子供の行動の裏に家庭環境の問題がある時、

親へはどのような対応をされていましたか?向き合うのは、子供だけでしょうか?
(50代女性)

じょうろじょうろじょうろ じょうろじょうろじょうろ じょうろじょうろじょうろ

A.親を変えることは私たち他人にはできません。
でも、子どもが育つことで親は変わります。
私たちの仕事は、目の前の子どもが育つことに徹すればいいと思ってやってきました。

ぽってりフラワーぽってりフラワー


Q.地域で子どもを育てる。育児サークルで育て合いをする。
ステキなことで、理想でしたいと思います。
けど、実際は、ウチはウチ、ヨソはヨソと、線引きしてしまっています。
ヨソの子にどこまで立ち入っていいか分かりません。
どう関わっていけばいいのかわかりません。どう心がければいいのでしょうか?
(40代女性)

じょうろじょうろじょうろ じょうろじょうろじょうろ じょうろじょうろじょうろ

A.「自分の子どもを育てたかったら、自分の子どもの周りの子どもを育てることです。」
これは、大空の九年間の事実から確信を持って伝えることができます。

 

地域の子どもたちと、まずは、そばにいて顔と名前が一致する関係を作ることから始めれば、子どもから、そばにやってきますよ。

 

明日も引き続きご紹介いたしますね~ニコニコ