「カンボジアという国」というタイトルで書くのももう6回になりました。

 

いろいろカンボジアの良い点悪い点を書いてきましたが、

総合すると、私的にはまぁ健康であれば住みやすい国です。

別に人目を気にすることもないし、物価は安いし

概ねカンボジア人は日本人には親切だし。

 

去年、カンボジアの総選挙がありました。

その前の総選挙では、暴動が発生したそうなので警戒していましたが、

今回の選挙では、暴動なども起こらず平穏な選挙でした。

それはそうです、フンセン前首相(今の首相は前首相の息子)が

徹底的に反政府活動家を弾圧しましたからね。

 

前首相政権時代から中国との経済的結びつきは強くなり、

新首相になってもそれは変わりません。

確かに首都プノンペンや観光地シェムリアップ、

リゾート地シアヌークビル、カンポットなどには

中国資本で多くのホテルや工場、マンションが建てられて

一見、経済発展しているように見えますが、

私が来た頃、コロナパンデミックの後期には、

中国人が去り、建設途中の建物が沢山放置されていました。

 

コロナ後の最近は、また中国人が戻ってきているようです。

本国の経済状態悪化で、海外に富を求めてやって来ているようです。

マーケットに行っても、中国語を聞かない事がありません。

 

カンボジアにおける中国の存在は諸刃の剣です。

実際、多くのカンボジア人は中国人が嫌いだと言っていますが、

態度やマナーは悪いが、他の外国人よりお金を使ってくれるし

カンボジア政府にとっては、支援や税金を落としてくれるいいお客さんです。

 

それに引き換え、日本の物は素晴らしいが、高いし、支援の場合でも

いろいろ条件を付けられる、始まるまでに時間がかかる。

韓国は、丁度、日本と中国の間位の存在。

沢山はお金を落としてくれないが、支援なども早いし韓国製品は安い。

 

カンボジアに来て、私自身も韓国製品を買うようになりましたが、

はっきり言って、日本にいた時のイメージとは裏腹にそんなに悪くない。

耐久性はどうか知りませんが、初期性能は悪くないし機能も満足できる。

 

日本がもっと諸外国と関係を深めたいと本当に思っているなら

迅速にかつ安価な製品を供給するようにしないと、遅れをとります。

というか、もう遅れていますが。

 

「カンボジアという国」というタイトルは次回で終了したいと思います。

それ以降は、またいろいろな話題についてブログを書きます。