カンボジアについていろいろ書いていますが、

多くの例は東南アジアの国々にも当てはまる事が多いです。

 

プノンペンやシェムリアップなどの首都や観光スポットにある

一定レベル以上の観光客向けホテルなどだと、バスタブがあったり

シャワーでお湯がでたり、エアコン完備されていますね。

 

しかし、ローカルのアパートだと、バスタブなどありませんし

シャワーは水しか出ません。

また、トイレは手動水洗トイレで、大きいのをした後も

手桶の水で尻を洗うか、尻洗浄用シャワーがあるだけ。

 

田舎の小学校だと、尻洗浄用シャワーすらありません。

便器の横にある水溜めのツボや缶の水を手桶ですくって

尻を手で洗います。

 

カンボジア人に聞きましたが、尻を洗った後どうすのかと?

殆どのカンボジア人は、濡れたそのままパンツを履くそうです。

何人かは、所持しているタオルや紙(ティッシュペーパーでない)で拭くそうですが。

それに田舎だとトイレは外にあり、夜間にトイレに行きたくなったら

いちいち外のトイレに行かなくてはなりません。

 

日本人だと、小学校へ投稿する前に、

親が「ハンカチ持った?ティッシュ持った?」と訊きますが、

カンボジアでは、その両方を持つ習慣がないので、

私の知る限り、ハンカチを持っていた小学生は、2・3人しか知りません。

大人ですら、ハンカチを持っている人は少数です。

 

あと、日本では見た事もない生き物(爬虫類・両生類・昆虫等)が沢山います。

しかも大きい!! 日本のトカゲだと大きくても20cmくらいですが

コンポンスプーにいた時は、30cmを越えるデカいトカゲを見ました。

ヤスデなどの昆虫もデカい!!

また、プノンペンにはいないと思いますが、

コンポンスプーではサソリもいますし、寝る前には布団をチェックしないといけません。

 

東南アジアだと、昆虫が普通にいるのは当たり前と思っておいた方がいいです。

プノンペンの高級レストランならいざ知らず、ハエとかアリとかゴキブリなんか

普通に見かけます。

特にカンボジアなんかでは、店がオープン状態なので、ハエはいっぱい来ます。

私も最初カンボジアに行った時はハエがきになりましたが、

今ではほとんど気にしていませんし、アリがご飯に紛れ込んでいても驚きません。

 

ハエやゴキブリなどは、あまり驚きもしませんが、警戒しているのは蚊。

東南アジアの蚊といえば「マラリア」と想像されるかもしれませんが、

実際、カンボジアでマラリアにかかる人は少ないようです。

本当か嘘知りませんが、カンボジア人は蚊に刺されても免疫ができているので

マラリアにかかりにくいのですが、日本人だと一発でマラリアになるという話です。

 

でも怖いのはマラリアだけじゃなく、デング熱やジカウイルス感染症、

チクングニア熱、フィラリアなど、ヤバい病気を媒介するので要注意です。

実際、チクングニア熱にかかった日本人を知っています、

高熱が出て一週間寝込んで「死ぬかと思った」と言っていました。

知り合いの家族は、デング熱に感染しました。

 

私は、蚊対策として、いつも蚊取り線香を使っています。

カンボジアの蚊取り線香は強力で、蚊を殺すだけでなく

アリやゴキブリなども殺します。 それはそれで、別の意味で怖いですが。

 

私がカンボジアでかかった病気は、ウィルス性胃腸炎ですね。

買った水のペットボトルを、何度も再利用しますが、

その時に、口のところはしっかり洗ったのですが、

キャップの方洗い方がわるく、キャップでウィルスが繁殖し

そのキャップのウィルスが。ペットボトルの飲み口について

ウィルスがお腹の中に入って発病しました。

症状は、激しい腹痛と発熱、おう吐、頭痛です。

 

ローカルの薬局で点滴してもらいましたが全然良くならず、

プノンペンにある日本人の病院に行って、ようやくよくなりました。

そうそう、カンボジアの地方で病気になると大変です。

ちなみに、ウィルス性急性腸炎が治るまでにかかったお金は

約1000ドル(日本円で約15万円ほど。海外長期滞在者保険に

入っていたので、その料金は保険で賄いましたが、

海外で病院にかかると、とても高額な治療費を取られます。

 

ちなみに、カンボジアで面白いのは、点滴はローカルクリニックで

うちますが、そのまま点滴の棒を持ったまま家に帰ります。

点滴が終わったら、自分で針を抜きます。

だから、時々、点滴棒を持ったままバイクに乗った人を見かけます。

 

カンボジアでは病気になったら、まず薬局で症状を言って

薬を処方してもらいます。 

それでもダメだったらローカルクリニックで点滴。

それでもダメだったら、ちょっと大きな町の病院へ。

それでもダメだったら、プノンペンにある大病院に行きます。

料金は、指数関数的に高くなりますから、

地元の人たちは精々点滴だけで、死ぬほどひどい状態にならいと

町病院へは行きません。

大病院に行って治療を受けられるのは、お金持ちだけです。

 

私が教えていた生徒のお母さんは、脳腫瘍が見つかったのですが

大病院で手術したら命が助かるという事でしたが、

お金が無いので、自宅で息を引き取られました。

 

そういう意味では、日本の皆保険制度や高額医療補助制度などは

とっても良くできています、患者の負担が少ないですね。