皆さんおはようございますー!!

先週友人が来て

我が家を満喫してくれました。

その記事を書こうかなと思ったものの 


マイホームに関して

深く心に刺さる出来事があったので


書きまーす


昨日私の高校時代からの親友寧々のお母様から

電話がありました。

私がお母様宛に冬に出した手紙に書いた

「いつかお邪魔しますね」の一言を見て

電話をくださったそう。


寧々には世界の旅先から

しょっちゅうハガキを送っていたので

私、寧々の住所は暗記していました。

そのくらい仲良しだったの。



お母様は80歳くらい。

今は大きな一軒家にお一人暮らしです。

寧々が生まれる3年前、お兄さん一才の時

この町に夢のマイホームを建てました。

大阪万博でこの町はとても発展して

地価は大阪でもトップクラスの一等地。





お母様は寧々が小学生のとき、

大好きなご主人を癌で亡くされ


それから寧々とお兄さんのシュウさんを

女手一つで育て上げました。

玄関やリビングにご主人の写真が

そういえば飾られてたな。

高校生の時,寧々の家に遊びに行った時のことを

私は思い出していました。


震災の後、マイホームを建て直し

それから約25年。

お兄さんは遠くに転勤。

寧々も嫁いで

家族4人で住んだ家は


今はお母様だけです。


とても元気だったお母様、

今年の初め、難病を発症し

体がうまく動かなくなったそうです


そこで

お兄さんのシュウさんの勧めで信州に

今年中に引っ越すことにしたのだと。


「52年住んだこの土地を離れるなんて

思いもしなかったわ。」


お母様は話し続けます。

あの家を知ってる私にだからか

話は止まりません。


「ゆくゆくは孫のウタ(寧々の息子)

が住んでくれるかなって思ってたの。

あの子、「ここに住みたい!」って

言ってくれたたしね


でもここは大きいし、ウタはまだ小さいし

この庭、植木屋さんに手入れも

頼まなきゃいけないし、屋根や壁もねえ。

ここにいるだけでお金がどんどんかかるの。

立地はよくて便利なんだけど。


引っ越すにあたってね、

息子のシュウは

「全部捨ててこなきゃダメだよ」っていうの。

わかってるのよ、あれもこれも

持っていけないのは。


52年もいると、思い出のモノも多いし

お気に入りのモノも多いし


寧々の部屋のものも捨てられないのよ。」



私の親友寧々は

2年前

癌で亡くなったのです。


当時息子のウタくんは、まだ9歳でした。


続きます