鯨は誰のものか | vncgnedのブログ
学校の図書館で暇をつぶしていると、興味深い本を見つけた。

タイトルは「鯨は誰のものか」。

自分は捕鯨にとても興味があったので、さっそく読むことにしたのだが、まず驚いたのは、参考文献の数である。

日本語の書籍が約70冊、英語は約20冊、計90冊。自分が今まで読んできた本と比べれば、断トツに多い。

(↓以下はすべて自分の考えであり、本の内容とは無関係です。)

鯨は誰のものか。この問題について自分も考えてみたが、納得するような答えは思い浮かばなかった。

ある論理を紹介しよう。

「自分がどの動物に生まれてくるかは確率的であり、私たちが人間に生まれてきたのは、運が良かっただけである。」

この論理からすれば、すべての動物は等しく生きる権利を持つということになる。だがこの論理に反論する者もいる。

「アニマルライツ(動物の権利)など存在しない。宇宙全体、あるいはこの世全体という目で見れば、地球上の生物など無に等しく、存在価値は無いのである。」

どちらが正しいのか、それは哲学的な話になってくるだろう。正直自分も答えがわからない。
だが、一つだけ言っておきたいことがある。

後者の論理が正しいとしても、好き勝手に生きていいというわけではない。私たちにとって生き物は無くてはならない存在である。人間の生活をより良いものにするために生き物を犠牲にする(経済第一主義)と、最終的に自分たちが損をする。そのことを理解してほしい。

2050年までに水産資源は枯渇してしまうと予測して、国連環境計画は警鐘を鳴らしている。大事なのはより良い暮らしを求めるのではなく、すべての生き物と共に生きるという、持続可能な未来を求めることなのではないだろうか。

つまり、生き物を守るというのは、私たち人間の未来も救うのである。

クジラは誰のものか。誰のものにせよ、資源量への配慮は忘れてはならない。だが、人間も生き物を食べなければ暮らしてはいけない。どの動物も同じである。よって、資源への配慮をしつつ、合理的に利用すべきなのだと考える。