こんにちは。
この週末もお天気がよろしくないようで
早いものでもうすぐ11月、クールビズも終了。
ネクタイ締めたと思ったらすぐにコートも着たくなるんでしょうね
ということで、飼育の方も秋冬模様。
温室稼働開始です。
今日はその温室をザッとご紹介します
では早速、ウチのメインの温室です。
まぁ、正確には温室機能を装備した飼育ラックですが
この温室について少しご紹介をしたいと思います。
ご覧の通り、骨格は普通のメタルラックです。
部屋の関係でサイズはW700×D400×H1800mmです。
一段あたりレプタイルBOXを3コ並べることが出来ます。
では、順を追って
まず周りには必須アイテムのスタイロフォームを内側から嵌め込んで
各段は、棚より一回り小さく切ったプラダンを敷いてます。
プラダンは養生テープで棚板に固定します。
黒い帯はナラベルト。
最上室の左側は制御コーナー
サーモ本体と奥に内気攪拌用のPCファン”大”をセットしてあります。
天板にはPCファン”小”
ここのファンの風向はいずれも下向きです。
この温室では下で紹介するものを含め都合3つのファンが回っています。
ファンの電源は冗長性を持たせるために分けてあります。
サーモでコントロールしているのはコレ。
昭和精機工業のパネルヒーター200W
かなりパワーあります
セッティングはというと
最下段の右下にセット。
ちょうど最上段のPCファンの対角線上になります。
直上には、またしてもPCファン”小”をセットして暖気が上方に素早く上るようにしています。
ヒーター左側の遮熱板はデュビアケースに輻射熱が当たらないようにするためプラダンをブックエンドに貼り付けて立ててあります。
先ほど、「棚板のプラダンは一回り小さめで」と書きましたが
サイドは約1cm
奥側には約5cm
それぞれ隙間を作って、ここを暖気が上下に通るようにしています。
ここまでは簡単に書いていますが、キモは庫内上下左右で温度差を出来るだけ少なくすること。
基本は
「暖かい空気は上昇する」
「庫内上部の方に熱が溜まる」
「ヒーター上の暖気は速やかに上に抜く」
を念頭に複数の温度計をなるべくたくさんの場所に配置してファン能力や設置場所、及びサーモのセンサーの置き場所を決める必要があります。
少なくとも、生体を収容する前にこれらの”アタリ”をつけるための試運転期間が必要になります。
コレを怠ると最悪、生体をオーバーヒートで落とす結果となります
電気製品ゆえ、”故障する可能性はゼロではない”ので事故に備えては「オーバーヒートさせるくらいなら保温は放棄する」の思想でセッティングします。
というのもオーバーヒートでは生体は即死しますが、保温は復旧まで何らかのバックアップができるので。
自作の場合、ココ大事だと思います。
次に、この温室でこだわったところが
「メンテ・給餌の際に各段個別に開閉出来るようにする」
ことでした。
暖気は出来るだけ逃がしたくないので。
そこで、プラスチックのLアングルに蝶番を介して塩ビ板をセットします。
自分が映り込んでますね
真ん中の黒ポチは磁石です。
Lアングルに取り付けたアイス棒のような隅金が受側です。
拡大
Lアングルは養生テープで棚板のプラダンに固定。
これだけでは、跳上げた塩ビ板を保持することが出来ず、両手が使えなくなるので
塩ビ板の下側左右に配線フックとリングを組み合わせて
上段の塩ビ板には
下段のリングを引っかける用のフックを貼り付けます。
組み合わせるとこんな感じ
開けた扉を状態がこれ
左奥に見えるのがサーモのセンサーです。
あと、細かい隙間はアルミテープやスポンジの隙間テープを使って塞いで
写真にはありませんが外側左右の側面と裏側は、百均の断熱アルミシート(こたつの下に敷く銀色の)をピッタリ貼り付けてあります。
ということで、もう一度全体像です
黒蓋のレプタイルケースが載っている下から2番目の段は、ヒーター直上になるのでプラダンの下にスタイロを敷いてヒーターの熱を和らげてあります。
ここは特に温度調整が難しいので必ず入念な事前チェックをしてからケージを置いて下さい(正直、温室の”クセ”を掴むまではここにケージを置くのはお勧めしません) 。
本来ならもう少しメイキングっぽい記事にしたかったのですが、なにぶんこのブログを始めるずっと前に作成したものなので、あまり参考にならないかもしれませんね
もし不明な点がありましたらご遠慮なくどうぞ
【お断り】
今日の記事につきましては電気製品の目的外使用や改造が含まれます。
この記事を参考になさったことで起きた生体の死亡・傷害、火災などの事故には当方で一切責任を負うことは致しません。
予めお含みおきください
ということで
今日も最後までご覧頂き
ありがとうございました
それでは、また