以前、大阪の妙齢の女性に
「お嬢さん!」と呼びかけて
どれくらいの人が振り返るか
実験している番組を見ました。
大阪出身の私としては
そりゃ私かて振り返るわ~♪と
思ったところ、やっぱり
みんな振り返る振り返る(^m^)
で、それって大阪の妙齢の女性方が
みなさん御自分のことを
お嬢さんだと思っているから
振り返るのであって
そう思っていない人は
呼びかけに反応すらする気が
起きないもんなんですな。
心が反応するのは
自分が自分に思い当たる事に関してだけ・・・。
とすると、普段、自分が反応してしまう
ことを見ていくと
自分が自分をどんな風に思っているか
確かめることが出来るって訳ですね。
だからこそ、185㎝のチビが生まれる
訳です。
これ、私が結構あちこちで
書き散らしている例えですが
185㎝と言うと、“背の高い人”と
認識されることが多いと思いますが
NBAを目指すバスケットボール選手に
とっては
厳しい身長とも言えるわけで
「もっと背が高ければな・・・」
=「自分は小さい方だ・・・」となり、
道で、「チビ~」なんて響きが聞こえると
ふと自分のことかと気にしてしまうのですね。
反応の源は自分のコンプレックスだったり
するのです。
これと同様に人の行動を見た時に
自分の心に湧きおこる感情が
自分を照らす松明だって思う今日この頃、
私は別に、ナンパされたわけではなく
病院の待合室で携帯電話で喋る患者さんに
すご-く反応してしまったんです。
その五十代の男性の患者さんは、
初診の日にも携帯にかかって来た電話に
出て喋ってはったんですが、
指の怪我で急に受診することになって
連絡することもあろうか・・・と言うことと
他に患者さんが待っておられなかったこともあり
『携帯電話の電源を切って下さい』と言う
理由つきの張り紙も見ておられたようですし
次は自粛して頂けるだろうと思って特に
声かけしませんでした。
ところが2回目の診察の時にも、
待合室で通話し自分の診察の順番が来ても
喋り続けていたのです。
で、電話が終わり診察室へ入られた時に
「携帯電話はご遠慮下さいね」と声を掛けたら
「たったの一回くらいかまへんやんか」と
言われたので
「前回も、お話されていましたよ。
ですから今日は声を掛けさせて頂いています」と
言うと
「よう見てるなぁ~」と苦笑されていました。
更に
「ほんならマナーモードやったらええやろ?」と
仰るので、
ブルブルしたらまた電話に出かねないと思い
「電源は、お切り下さいね」って言ったんです。
私の中で、この患者さんに対して
めちゃくちゃ気持のメーターが反応しているのを
感じたんですが
それが何か今探っているところです。
この患者さん・・・最初の診察にこられる前から
『○時までに市役所の会議があるから
診察を終わらせて欲しい』と電話して来た
ことにも関係がありそうですし、
何かにつけて『市の仕事だから』と
順番などを優先するように仕向けることにも
関係がありそうですし、
五十代で張り紙にかかれた注意点が
守れないことや、
自分は忙しいから・・・を連発することにも
関係がありそうです。
私の中にあるコンプレックスと
思いこみによるオンパレードが
繰り広げられている最中なのに
それが見えないのは寂しいし
つまらないので
もう少し目を凝らして
じーーーっと見てみます。
車いす専用の駐車場に
その目的に沿わない人が
駐車するのを見た時の
自分の反応にも
共通点がある気がします。