平成14年からの5年間で
家族の介護や看護を理由に離職した人は
56.8万人にのぼるそうです。
平成14年9.3万人だった離職率は
平成18年には14.5万人へ、
5年間で1.57倍となっています。
年代別でもっとも多いのが「50代」で38.8%、
「40代から60代」で約8割を占めています。
その大半は女性で、
家庭と仕事を両立する中で雇用側は
育児に対する両立支援に比べ
介護については取組が遅れているのも事実です。
そして再就職率は全体の約4割
7割の人は介護しながら働き続けることが
難しいと、数字から読み取れます。
介護はいつはじまりいつ終わるか分からないし、
介護度によっての必要な状況はさまざで、
育児のように「おめでたい」イメージとどうしても
異なり、相談しにくかったり、
介護をおこなうことになる年齢が育児と比較して相対的に高かったり、
いろんな事が問題として挙げる事ができます。
支援策としては、介護というものを「関係ない」と遠回しにせず、
在宅勤務やフレックスタイム制、
短時間勤務など取り入れて時間や勤務場所を柔軟にすることで
両立を図ることのできるしくみなんだと思います。
社員の介護実態の把握や相談体制の整備も
必要だと思います。
雇用側(私も含め)なかなか、いろんな事を考えていくと、
介護の為の完璧な雇用体を作っていくには慎重に
やっていく必要はありますが、
雇用している以上、責任をもって導入していけるところから
少しづつ対応していきたいですね。
「柔軟な働き方」の選択肢が複数ある企業が
今以上に増えてWIN-WINの関係がなるべくズレない
状態であればいいのかなと思います。
もちろんそのためには働く側は、それをしっかりと受け止め、
「感謝」の気持ちをもって一生懸命やる使命をもつ事がが必要なのは
大前提ですけどね♪
少子化も高齢化社会も日本の問題。
私たち自身が考えなければいけない時がきているような気がします。
「他人ごとではない」をキーワードに
今を見て先を見て、関わっていく事から
考えていきましょ♪