集中力と表現力を100%引き出す
解剖学、心理学に基づく 
呼吸レッスンです

呼吸が あなたの人生を変えます
ブレイクスルー呼吸®

 

 

こんにちは。


「プロ」として名乗りをあげること、
お話を続けます。

 

 

あなたは何を生むのか

 

 

前回は

私の愚かな経験を

お話しましたが

多くの表現者の方々は

ご自分のプロとしての

アイデンティティが弱いとか

自信がないというわけでは

ないのです。
 

それよりも

周囲の認知とのギャップに

悩まれることの方が

多いのだろうと思います。

 

むしろ、

表現者そのものにおいて

何をしているかわかっているし、

仕事の厳しさも価値も

理解しているからこそ

 

それを安売り

(というと言葉がきついですが)

したくない、周囲に理解してほしい

という思いが強いのです。

 

私がそういう方々に

ひとつのサジェッションとして

ときどきお話することが

(その方によるので

全員に当てはまるわけでは

ありませんが)

「私は何をしているか」よりも

「私は何を担っているのか」に

フォーカスすることです。

 

たとえば

ヴァイオリニストであれば

「ヴァイオリンの演奏家」の方に

どうしても思いが行ってしまうのですが

 

そうではなくて

 

「ヴァイオリンの演奏によって

作曲家と観客をつなげる仕事」

「ヴァイオリンの演奏によって

作品の背後にあるストーリーを

観客につまびらかにする仕事」

 

のように

「その仕事によって何を成立させるのか」

「その仕事によって何を起こすのか」と

いったん、考えを変えるのです。

 

一見、同じように思えますが

内容は全く違うものになります。

 

ただ、弾いているわけではない、

ただ、踊っているわけではない、

ただ、台詞を言っているわけではない、

 

そこの「見えない」部分を

言葉にする作業を行います。

 

これは相手が納得するのが

目的ではなくて

 

自分の中で、

説明がきちんと完結することが

大切であって

これがないと自分軸が揺らぐのです。

 

これが練り上げられないうちは

おそらく

ご自分の中の「プロ」としての

成熟度は低いのではないかと

思うのです。

 

あなたは、その表現によって

なにを生むのですか、ということです。

 

矜持とプライドの差

 

もうひとつ、

いろいろな邪魔をするものが

「プライド」です。

 

これは結構、根深くて

たとえば表現者でなくても

同じ「先生」なのに

 

幼稚園の先生と

大学の先生だと

 

なぜか「大学の先生」の方が

ご自分を偉い、と思っているケースが

多くて、

 

その意味のないプライドは

なんですかね、となります。

 

これと同様で

プロ、と言っても

 

コンクールやオーディションの

メダルゲット数が多ければ

「プロ」とか
 

演奏の仕事が少なければ

「プロ」とは言いづらい、

 

みたいな、

どこにその境界線があるのか

その方のプライドによって

歪んで決まっていくのです。

 

この手の仕事は

その中にいないと

(いわゆる、その世界の人、ですね)

成果が見えにくく


外部からは

努力が見えにくいために

 

数字で表される部分で

評価されてしまうのですが

本来はそんなものは

「どうでもいい」わけです。

 

本来は

他者の理解の有無にかかわらず

自分のプロとしての仕事の重さや

深さを自分でわかっている、

だからこそ大切なのだという

「矜持」が必要なのですが

 

それが

無意味で歪んだプライド、

つまり、

他人からの評価で

自分の価値を保とうとしてしまい、

肩書や扱われ方に過剰に反応したり

なんとか認めてもらいたいとあがいたり

 

そういうこととは

自分は全く違うのだと

言い切れないなにかを

抱えていることが

このもやもや、不安に

つながるのだろうと思うのです。

 

つづく。

 

 小さなヒント
(解説は公式LINEにて)

あの人、プライド高いわね、

と口にするとき、

自分のプライドは

どのぐらいの高さだと

思っていますか。

 

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About me & Breakthroughbreath

ブレイクスルー呼吸®

日本声楽発声学会 会員
Atem-Tonus-Ton®指導者
メンタル心理カウンセラー

音喜多 美佳


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