集中力と表現力を100%引き出す
解剖学、心理学に基づく 
呼吸レッスンです

呼吸が あなたの人生を変えます
ブレイクスルー呼吸®

 

 

こんにちは。

「自信がない」についての

お話を続けます。

 

 

自信そのものについて考えてみる

 

自信とはなにか、は

いろんな定義があるのでしょうが

 

よく、「自分を信じることだから

そのままシンプルに受け取ればいい」

と言われたりするのですが

 

いやいや、

その自分を信じるってのが

できないのよ、

 

前回は、

袖でも舞台の上でも

身が縮むような思いをしてしまう

思うように動けない、弾けない、歌えない

という、ある意味、

緊急SOSの方に向けての

お話でした。

 

今回は

もう少し余裕のある方に向けて

自信そのものについて

突っ込んで考えていきたいと

思います。

 

 

開き直ってる場合じゃない

 

時々、

「自信なくてもいいんだ、

できませんって開き直ればいい」

というようにおっしゃる方も

いらっしゃいます。

 

ある部分は賛同できますし

(そもそも自信そのものに

フォーカスする必要がないと

思っているので)

開き直り、必要な時もあるので

そういう方向で解決するのは

いいときもあるのでしょうが、

 

根本的に何かがずれていることを

忘れてはいけないと思っています。

 

少し、厳しいことを書きますが

 

人様からお金と時間と心

(全部ではなく、いずれかでも)を

お預かりして

人前でパフォーマンスするのに、

 

「こんなにひどい内容で

申し訳ございません!

自信ありません!

できるところだけやります!」

 

というスタンスで

舞台に出てくるのって、

誰にもメリットはないですよね。

 

こどもの学芸会ならいいんです。

「がんばってやってみた」を

お客さんも温かい目で見守る、

そういう場だからです。

 

でも、そうじゃないですよね。

 

「自信ないんですけど

開き直ってやっちゃいます」

 

って、

心のなかで言い訳しながら

パフォーマンスするのは

あり得ないのです。

 

観客にしたら、

何を見せられてんのか、

何を聴かされてんのか、

って思いますよね。


そもそも、

そんな言い訳してる状態で

作品とコミュニケーションは

取れないんです。

 

そして

とってもあざといのですが


「自信ないなんて言ってたけど、

良かったわよー、

感動しちゃったー」


というお客さんの言葉目当てというか、

自分を低く設定しといて、

ギャップで褒めてもらう作戦を

無意識的にやってる方も

いらっしゃるのです。


でも、もし「無神経」な人がいて


「自信ないって言ってたけど、

やっぱりね」

 

と言われたら、

どんな風に思うんだろう、


「そうなんです、

自信ないんです、

ダメなんです」と

それこそ開き直るのか、

 

それとも心の底で、

「えー社交辞令なんだけどな」

と思うのか、

全く違う方向に行ってしまうのか

 

これもまた

魔物のなせる業かもしれません。

 

誰かが私の本当の実力を知っている

 

さて、話を戻します。

 

本番で自信がなくてできなかった、と

いう方がいらっしゃいますが

 

できないのは

自信がなくて

緊張したからじゃなくて

 

・練習が足りないか、

・練習の仕方が間違ってるか、

・自分の能力がレベルに届かないだけ

 

というシンプルな結論に

一回落ち着かないといけないのです。

そして面白いことに

 

誰も見ていない、

聴いていない、

ひとりだけのパフォーマンスでは、

 

自信があるとかないとかの問題は

発生しないことが多いのです。

 

つまり「自分の実力を見抜く誰かがいる」

「自分の実力のなさが露呈する」

場所のみでしか、

起こらないのです。

 

ここをよく考えてみると

ご自分の中で

自信あるない、が起こるのは

なにが原因かと

明解になるケースも多いと思います。

 

 

やるべきことをやる

 

「えー、自信がないー、どーしようー」

と思う気持ちはわかるんですが、

 

厳しいことを言えば、

それは自信ではなくて、

実力と言い替えて

 

「今の時点では

その実力がないんだな」と、

冷静にその事実を受け入れることが

自信という言葉に惑わされない

有効な方法なのです。

そして実力がないこと、

自信がないことは、

単にそれだけの事実、

凹んだり落ち込んだりしてる場合じゃなくて、

 

前を向いてやるべきことをやる、と

心に決めることが、

魔物に絡み取られない方法なのです。


 

 小さなヒント
(解説は公式LINEにて)

本番では、もし可能なら

自分の実力よりも

ほんのちょっとでいいから

うまくできたらいいな、と

思ったことありますか。

 

 

 

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日本声楽発声学会 会員
Atem-Tonus-Ton®指導者
メンタル心理カウンセラー

音喜多 美佳


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