はぁ~。
何度ため息をついたかわからないけど、数えていたなら通算1500回目だと思う。
彼、小田城皓一郎はとぼとぼ歩いていました。
向かうべき場所は、桜花高校。
「転校なんて大嫌い。何で僕の意見とか聞いてくれないのか分からない」
勝手に引っ越しを決められ、皓一郎が知ったのは引っ越し前日、そして片付け、で今日の転校と息つく暇もない。
「あぁ~、も~」
苛立ち紛れに道端の小石を蹴った。
「そこの少年! 何にイライラしてるわけ?」
ふと女性の声が後ろから聞こえたので、皓一郎はそれを確認するために振り返りました。
「よっ少年!」
そこにいたのは一人のブレザー姿の女子高生でした。
長い黒髪は後頭部で白いリボンで括られ、ポニーテールになっています。
吸い込まれそうな大きな瞳、ボン、キュッ、ボンなナイスバディと外見上は全く言うことはありません。
「何だ、怒っているのか? それより私は、少年に一目惚れしたようだ。少年は私の事好きか?」
(うわぁ告白されちゃったぁ)
嬉しさがMAXとなり、皓一郎は反射的に頷いていました。