運命の日1
…ピピピピピピピピピ、カチャ。
「相変わらずうるさい目覚まし時計だな。」
うるさい目覚まし時計は7時になったことを教えてくれた。
電波時計という便利なものが発明されたおかげで、7時という現実は100%確かだ。
時計の故障でまだ6時、なんてことはありえなくなった。
少し悲しいな。
まだ半分寝ている体に鞭を打ち、僕は身支度を始めた。
全身を黒い服で固める。
僕は黒が大好きなのだ。
家を出たのがぴったり8時。
8時20分の電車に乗らないと、大学の講義に間に合わない。
駅までは歩いている。
ダイエットのつもりだが、それ以上のものを食べているため効果はない。
太陽がとても眩しい、とても天気がいいみたいだ。
歩きながら、少し汗も出てきた。
この日、僕の人生を変える出来事が起こるなんてことは誰も、そして僕自身も知らない。
