「自分の仕事で手が一杯いっぱいなのに

 仕事を頼まれて、断ったりしたら申し訳ない」

 

「自分が頑張ればいいだけだから断れない」

 

そんな場面はありませんか?

 

私の会社員時代、自分の仕事がどんなに忙しくても

人のためになれるのであれば自分が頑張って働くことをしていました。

 

人のために働いているのに、

自分はどんどんと辛く、しんどくなっていったのです。

 

仕事を頼まれるということは

信頼してもらえている・頼ってもらえている・役に立っている

という実感を持つことができ自己肯定感もあがります。

 

さらに、仕事をするうえでは必要なやり取りであるかと思います。

 

しかし、自分の仕事が繁忙期で忙しい場合、

頼まれた仕事を引き受けるべきでしょうか?

 

仕事を頼まれた時に考えるべき3つのこと

 

「仕事を頼まれた時、申し訳なくて断れない、迷惑をかけたくなくて断れない」

 

「役に立てるならと思い断れない、断ったら傷つくかもしれないから断れない…」

 

断れない理由や思いが頭をよぎるのではないでしょうか。

 

断り下手な性格の私は、申し訳なくて、傷ついてほしくなくて、

頼ってくれた人の役に立ちたくて、仕事を断れない人間でした。

 

 

しかし、あることをきっかけに考えを改めることとなりました。

 

中堅社員となった私は、自分の仕事がたくさんある状態でも

頼まれた仕事は断らずに必ず引き受けていた時期がありました。

    

そのまま仕事を続けていたら、いつの間にか体調を崩し、急遽入院をすることに・・・

自分では気がついていませんでしたが、完全にキャパオーバーだったんですね。

 

体調不良からの復帰後、また同じことを繰り返さないためにも

仕事を頼まれたときは即答せずに

必ずあることを考えてから判断するよう意識していました。

 

それらを意識することによって、キャパオーバーを防ぐことができ、

体調面もコントロールできるようになっていったのです。

 

私が意識しているポイントの中で

断るのが苦手な人が頼まれた時に考えるべきことを3つご紹介していきます。

 

 

 

1,まずは自分の今の状況はどうなの?

1つ目に考えるべきことは「まずは自分の今の状況はどうなの?」です。

 

あなたは、あなたの仕事を毎日定時内に終えることができていますか?

 

それとも、残業してなんとか仕事を終えているのでしょうか?

 

残業しても今日の仕事が終わっていなくて明日に持ち越し…といった日々が

続いているのでしょうか?

 

自分が今どんな状況にあるのか、すぐに説明できますか?

 

自分の今の状況がわからない、

そんな状態で頼まれた仕事を引き受けたら、どうなるでしょう?

 

自分の仕事を定時内に終えられている場合、

頼まれた+αの仕事をできるかもしれません。

 

毎日残業・翌日に仕事を持ち越している場合、

頼まれた+αの仕事をできるでしょうか?

 

今の自分の状況を把握することは

頼まれた仕事を引き受けるかどうかを考えるために

判断する材料とすることができます。

 

私は仕事を進めることだけに夢中になり、

今の自分の状況を置き去りにしていました。

 

早く仕事を片付けたかったのです。

 

今の自分の状況を蔑ろにした私は、

どんな仕事でも頼まれたら引き受けて頑張るということを繰り返していたんです。

 

今では考えをあらため、仕事を頼まれた時は即答せず、

 

「自分の今の状況はどうなんだろう」

 

と自問自答をします。一旦、止まってみるのです。

 

止まってみると、今の自分の状況が見えてきます。

 

自分の状況を把握したら、

頼まれた仕事を引き受けるかどうかの判断材料にしていきましょう。

 

2,その仕事は自分ではないとできないの?

2つ目に考えるべきことは「その仕事は自分ではないとできないの?」です。

 

責任感の強い方は

「頼まれた=責任持って仕事をやらなければならない」と考えがちです。

 

かつての私がそうでした。

 

仕事を頼まれた時には、「私に」仕事を頼まれたのだから

最後まで責任持って取り組まなければならない。

 

自分の仕事も頼まれた仕事も根性で頑張るということをしていました。

 

しかし、本当にその仕事を進めるのは、

あなたじゃないといけないのでしょうか?

 

その仕事は、あなた以外の人でも進めることができませんか?

 

冷静になって、一旦考えてみましょう。

 

その仕事、別の人でもできるのであれば、

あなたが断ったところで別の人が引き受けるのではないでしょうか?

    

「私でなければできない」仕事はとっても魅力的です。

 

私がそんな仕事をもっていたら嬉しいなと思います。

 

しかし、そこには

「自分以外の人ができない=頼りにできる人がいない状態」が待っています。

 

そんな状態はできれば避けたいですよね。

 

    

 

3,条件付きでもいいの? 

3つ目は「条件付きでもいいの?」です。

これは頼んできた相手にも確認する必要がありますが、まずは自分で考えてみます。

 

「今やっている仕事が終わった後に頼まれた仕事はできそう?」

「1週間後ならできそう?」

 

スケジュールやタスクを見直して考えましょう。

 

自分で考えていれば

頼んできた相手に確認と提案をすることができるからです。

 

「依頼のあった仕事について

 1週間後ならできそうですが、いかがでしょうか?」と。

 

1週間後では間に合わないのであれば、

別の人にお願いするかもしれないです。

 

1週間後でも良い、間に合うのであれば

引き受けることになりますね。

 

まとめ

本記事では断り下手な人が仕事を頼まれた時に3つの考えるべきこと

 

1.まずは自分の今の状況はどうなの?

2.その仕事は自分ではないとできないの?

3.条件付きでもいいの? 

 

について、お伝えしました。

 

私は断るのがとても苦手で、今でも断ることに躊躇があります。

 

しかし、一旦止まって考えてみることで

なんでもかんでも引き受けてしまうことはなくなりました。

 

ぜひ、断り下手なあなたも、一旦止まって考えてみてくださいね。

 

別記事では断り下手な人に向けて、断るための考え方や断る時に使えるひとことなど

断り下手なあなたに役にたつ情報を発信していきます。

そちらも合わせてチェックしてみてくださいね。