ロシア連邦宇宙庁が、次の10年間で月と火星の研究に重点を置くことを決めた. 中国が先月、無人探査機の月面着陸に成功するなど各国の宇宙開発競争が加速するなか、体制を立て直し、優位を取り戻すのが狙いとみられる. インタファクス通信が7日、伝えた. 同庁は2016~25年の間、月と火星の基礎的研究を最優先課題に掲げるという. ロシアは、火星への有人飛行を想定して技術者らを密室で520日間生活させる国際実験を主導するなど、先進的な試みを続けてきた. 一方、このところ火星無人探査機や人工衛星の打ち上げ失敗が相次ぎ、中国などが激しく追い上げるなか、ソ連時代に米国と争った世界トップの地位は揺らいでいる. 次期計画で高い目標を掲げることで、全体の底上げを図る狙いがあるとみられる. (モスクワ=関根和弘). 安倍晋三首相は26日、東京・九段北の靖国神社を参拝後、記者団に「中国や韓国の人々の気持ちを傷つける考えは毛頭ない」と述べ、中韓の両首脳と会談して直接、自身の考えを伝えたい意向を表明した. トピックス: 安倍首相が靖国神社参拝 政権発足1年となるこの日に参拝した理由については「この1年の安倍政権の歩みを報告し、再び戦争の惨禍によって人々が苦しむことがない時代をつくるとの誓いを伝えるために選んだ」と語った.