米国の市民権取得のあと、日本側に何も言ってなかったら結局こういう結果になりました。
という事が書いてあります。
 
6年間も手続きしなかったのに、ボストンの領事館の対応はとても親切でした。
きっと、同じような状況の人が多いのかもしれませんね。
 

2013年の2月に父が亡くなって。

いまだにいろいろな相続とかの書類手続きで、毎日忙しく駆け回っている母から 

連絡来て・・・・ 

銀行口座を母の名前にするのは、さして問題はなかったそうだが。。

「郵便局」って、一応政府が入り込んでいるせいなのか ?
私が母に委託します、と言う証明をするのに、いちいちボストンの領事館に出向いて 
「署名証書」(その場で母印を取って、この人のサインです、と言う証明)と 
「在留証明」(この人は本当にここに住所があって現在ちゃんと住んでいますと言う証明) 
とやらをもらわなきゃいけないそうだ。 

すでにアメリカの市民権を取った私は、もう手元にグリーンカードがないので。。。 
そういう書類を日本領事館から出してもらうには、自分が市民権を取ったという事を 
みずから報告しなくてはならなくなった衝撃 

ちょっと、お父さん~~。 
お父さんがうっかり残したほんのちょっとの郵便局の貯金のせいで、私が日本の戸籍 
失うぞ~と文句言いたくなったけどふらふら 

ちなみに日本人のみんなはもちろん知っているだろうけど、私なんて全然違いが 
わかりませんでした! 

銀行=預金 

郵便局=貯金 

今現在日本に居る友達もいろいろとアドバイスしてくれたラブレター 
(ほんとごめんね、忙しい中) 

4月に日本に行くんだから(父の49日)その時に日本のパスポートで入国して、
そして住民票を戻して 
その後に印鑑登録をして、それからその郵便局の書類にサインできる、って。 
(しかし私6日しか日本に居ないんだけど・・・・・) 

これはきっと、父が「背中を押してくれている」に違いない、と思うことにしたわ。 
父が私に残してくれた物、なのねきっと。

私は市民権を取った時点ですでに、日本の国籍はあきらめなくてはいけなかったはず。 

 
なのに、それを怠った自分が悪いのよね。。。 

旦那と子供達にははっきりと言われた。 
「えっ?それってもうとっくにギブアップしてる物だったんじゃないの?」と。 

頭の中がぐるぐるしたので、いろいろと整理してみたけど。。 

今後の私に必要なのは、やはり日本の国籍ではなくて、アメリカの市民権。 
だから潔く諦めなくてはたらーっ(汗) 

ボストンの領事館に電話したら、すごーく親切に教えてくれて・・・・ 
話している途中で、私が市民権持ってることがばれて・・・・ 
全く何も届出をしていない事もばれたけど、「国籍喪失届け」とやらの書類を我が家に 
送付してくれる事になった。 
そしてそれを提出する、という事を前提に、父のために必要な書類をすぐに出してくれるそうだ。 

あ~、これで母に迷惑がかからずに済むな、と一安心。 
せっかく集めた書類が、私のStatusが変わったせいで無効になってしまったりして 
また一からやり直しとかになったらどうしよう!とドキドキしたけど大丈夫そうだ湯のみ 

このあとまだ、家の権利書とかの事も残っているので、やはりはっきりとけりをつけて置かなくては。
私がガイジンと結婚してなきゃ、母はこんな面倒な事はしなくて済んだはずだし。 

いつもように「コトが解決するとすっきりとする」私。 に戻って 
「自分で決心した事だから、もう迷わずに頑張ろう」と思った矢先。 

うっかりとYoutubeでこんな物を見てしまって・・・・ 
 
JALのCM

 
もう何なのよこれ! 

「私(達)は 日本で生まれ 日本に育てられた (航空会社です)」 

私が日本で過ごした24年間は一体どうなるの? 
何故、奪われるわけ? 
私、何か悪い事した? 

かなり悲しかった。。。。。。。。。 

今後誰かに感想を聞かれたら、それはかなり悲しい事だ、と言わなくてはカラオケ 

でも後悔はない  ← きっぱり 

私はもう50才。 
という事は、あとせいぜい30年ぐらいしか生きないわけだし。 
今後は何が起こっても怖くない。 

日本で生まれて、日本に育てられた人間として、残りの人生をしっかりと生きなくては。 
ありがとね、お父さん。頑張るよ。