皆様、おはようございます。
Break State代表、カウンセラーの長﨑聡子です。
週末はゆっくりと休めましたでしょうか?

今日はセラピーのお話をさせて戴きますね。

Case: Kさん

私がお会いした時、Kさんは深い悲しみに暮れておられました。
最愛の娘さんが家を出て行ってしまい、会って下さらないとのことでした。
今回は主に、お話を伺うことに致しました。

Kさんはお話の中で、何度も
『私は馬鹿だから』
を繰り返されます。
そこで、
『ご自分を馬鹿だと思うのは、どういった時でしょうか?』
とお訊きしてみたところ、回答は…
『亡くなった父親が、いつも私を馬鹿だと言っていたので、私は馬鹿なんです』
と言うことでした。

そして更に、
『ご自分を馬鹿だと思うのは、どんな点でしょうか?』
とお聞きしてみると、
『それが悲しくて嫌だったのに、娘にも同じことをしてしまいました』
と続けました。

お気づきでしょうか?
・Kさんは、ご自分が父親から受けた言葉の暴力に嫌悪感を持ちつつ、
・娘さんに、その父親の行為をそのまま行っていたのです。
ですから、Kさんは、
・『父親にいつも馬鹿だと言われていた』し、
・『娘さんに同じことをした自分はやはり馬鹿である』
といった思い込み(自己肯定感のなさ)により、
『自分は馬鹿だから』という言葉に囚われているのですね。

娘さんはKさんを完全に拒否しており、面会は勿論、電話もできない状態とのお話でしたので、娘さんとの関係改善は難しいと判断し、悲しい思いを中和(緩和)するスキルを用いて対応をさせて戴きました。

セッション後、Kさんは涙を流しながら、こう仰いました。
『これで少し、気持ちが楽になりました。
 これからは、前を向いて生きていきます』

Kさま、ご相談下さり、こちらこそ、ありがとうございました。