こんばんは。怠け者にはなりたくないらいとです。
262の法則というものを知っていますか?
厳密に言うと「2:6:2の法則」です。
簡単に説明すると
大体の組織は、意欲的な上位2割、普通な6割、怠惰な下位2割に分かれる傾向が高いという経験則です。
中学か高校で「働かないアリに意義がある」みたいなタイトルの作品を国語の授業で習っている方も多い思いますが、それと考え方が似ています。
要約としては
「働かないアリがいる組織の方が存続可能な良い組織である。理由は働きアリが働けなくなった時代わりの働き手が残っているため。働かないアリは"あえて"働かないアリなのである。それが働かないアリの存在意義である。」
みたいな感じだったと思います。
この考え方は人間の組織にも当てはまるように感じられます。
この「2:6:2の法則」の面白いところは怠惰な下位2割を組織から切り捨てても、組織の残りからまた新たに怠惰な下位2割が生まれてしまうというところです。
例えば元々500人の会社があったとして、
2:6:2の法則に従って、このうち意欲的な100人、普通に働く300人、怠惰な100人で構成されている状態だとします。
人事によって怠惰な100人を切り捨てることになりました。
残りのメンバーは意欲的な100人と普通に働く300人の計400人です。
元々居た怠惰な100人を切り捨てたおかげで人件費も削減され、残ったメンバーは普通以上、最高の結果になると思いきやそうはいかず、時間が経つとこの400人の中で2:6:2の法則が適応されてしまい、意欲的な80人、普通に働く240人、怠惰な80人という状態になってしまうのです。
これは逆も然りです。
意欲的な上位2割がヘッドハンティングされ組織から居なくなっても、残った普通以下だったはずのメンバーの中で2割ほど意欲的な人が新たに現れるのです。
メンバーが減るパターンだけでなく増えるパターンも同じで、組織に新しく入ってきた人があまりにも怠惰で"終わっている"人材だった場合、組織に元々居た下位2割の怠惰な人達は普通に働く6割になりうるのです。
この2:6:2という割合が正確ではないとしても、この法則は何となくみなさんも分かると思います。
「周りとか気にしないで一人ひとり意識高くやろう」なんて上の人は言うかもしれませんが、そんな簡単に皆がその意識を持てたら管理職なんて仕事はこの世に存在していません。
「仕事できるやつが居るから任せて自分はやらなくていいや。」
「仕事出来なさすぎてあまりにも醜い奴が居るからソイツみたいにならないように頑張ろ。」
人間は周りと比較してしまう傾向にあるので悲しいことに大体の人がそういう心理を持っていると思います。
僕はこの法則や人間の心理を知っていたので""あえて""サボって周りの組織の士気を高める役に徹しています。
おやすみなさい。