先週末のことになりますが、
音楽芸人/ミュージシャンのこまつさんの音楽ライブに
お招きいただき、うかがってきました。

こまつさんは、
6つもの楽器――キーボード・トランペットの同時演奏はもちろん、
リコーダー、ピアニカ(いい音色なんだこれがまた!)、ドラム、タンバリンを
自在に操り、すごくパワフルでハートフルな演奏を聴かせてくれ、
さらには、ヴォーカルまで聴かせてくれました。


わたしがインタビューさせていただいたときも
http://careerzine.jp/article/detail/977/
今回のラストのMCでもおっしゃっていたけれど、

「もっとがんばらないかんなーと思うんだけれど、
お客さんと僕という関係ではありたくなくて、
ライバルみたいな関係でありたいと思う。
あいつもがんばってるから、
俺もがんばろうみたいな関係でありたい」

こまつさんの向上心はものすごいものがあります。

今回のライブも最高のステージだったけれど、
でも彼はきっとこれでまったく現状に甘んじていないんだということが
伝わってきました。

もっともっとがんばって、
もっともっと上を目指している。


そんなこまつさんの姿を見ていたら、
ここのところ抱えていた、もやもやした気持ちが、
だんだん晴れてくるのをかんじました。

でっかい夢がひとつかなって、
もちろん、たくさんの読者の方に届いてこそなんだけれど、
それも、それなりに結果が返ってきていて、
ほかにも著書執筆のお話を何件かいただいていて、

幸せなんです、いま。

そんななかで、ずっともやもやした気持ちを
わたしは抱えていました。


ミュージシャンの菊池成孔さんを
インタビューさせていただいたときにおっしゃっていたんだけれど、

「夢がかないすぎるあまり、不安神経症になってしまった」と。

そのお気持ちがわかるといったらおこがましいけれど、
ホントにいいのかな? って、正直、不安になっていました。


拙著に書いた自己制限(交流分析用語で「禁止令」)でいうと、
わたしには「幸せになってはいけない」という自己制限がかかっていて、
それは、だいぶ解けてはきたんだけれど、
なかなか根深くって。

でも、「幸せになること」と「利己主義」とは別物。
だれかを傷つけたり、踏み台にしたりして得る幸福感は
ただの利己主義だけれど、
わたしはまわりの人や読者の方も幸せにできれば、
それが自分の幸福感になる。

もっともっとがんばって、
もっともっと(おこがましいようだけれど)人を幸せにして、
自分も幸せにならなきゃ。


夢がかなうことって、
正直なところ、怖い側面もある。

それは、きっと目標を見失って、
目指すものがなくなって、
現状維持に甘んじてしまいそうになる
自分に対する恐怖なんだと思う。


でも、わたしには、
まだまだ目指すべきところがある。

それは、とても幸せなこと。

その幸せを味わっていいんだって。


こまつさんの素晴らしいステージ
――でも本人は現状に甘んじていないであろうステージを観ながら、
そんなことを思いました。

こまつさん、マネージャーAさん、
ありがとうございます!


うん、またがんばろう。
もっともっと、もっともっと、がんばろう。

「生きづらさをかんじている人たちが生きやすくなる社会を」
「あらゆる人たちが心豊かに生きられる社会を」
わたしの信条、もっともっとやるべきことはたくさんある。

そんな幸せに感謝しつつ、
今日も明日もがんばって生きよう。

そう思えました。


さて、これ書いて、やっと頭も整理できてきたし、
本人にメールするかな。。(笑)


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